2009.07.10

生産管理システム、頑張る企業とは!!

滋賀での生産管理テーマの研究会も4回目となった。

今回のテーマは、オリジナル生産管理システム開発と活用の取り組み。
基幹システムのほとんどを4名の室員で、自社開発した先進企業の推進者の方から2時
間ほど、色々とお話を聞き、かなり活発な質疑ともなった。
①会社概要
売り上げ52億円、従業員252名の油圧シリンダー製造の会社である。業界では、シ
ェアー2位を占めているとのこと。
以前は、大口顧客対応を中心としていたが、環境変化に合わせ、小口顧客をベースに短
納期化を図るという経営方針の大転換を実施した。当然、生産管理を中心とした基幹シ
ステムも再構築を進めた。
②システム概要
情報システム室長の構築上の基本コンセプトは、
・全体最適を考え、目標を明確にする。
・システム化効果の大きいサブシステムから優先順位をつけて、実施。
・自社開発を基本として、ものと情報の流れを一体化して、考える。
  パッケージは過去の失敗から使わない。
③サブシステム
・CAD/CAMシステム化
カスタマイズの容易性とサポート力の点で、CADSUPERで構築。これにより、W
ebでの顧客からの自動設計が容易に出来るシステム化が出来た。⇒Webでの強み
・Web化
3Dも含めた自動設計配信システム化を実現。顧客への情報提供と同時に、社内での製
造までのリードタイム短縮化を図った。
・工程管理システム化
販売管理システムとの連動、図面管理と部品表のリアルな連携、在庫管理との連動、原
価精度のアップ化など従来納期短縮、社内管理の面で、課題であった点の解決を図った。
・設計ワークフローシステム
標準品は、Webからの直接指示も含めて、自動作図から加工、組立て指示が出るが、
特殊品は、営業と設計部門での見積仕様関連での情報の共有化、負荷状態の認識、図面
作成の進捗管理などが必要である。このため、上司の決裁化より、設計のスピード化を
基本としたワークフローの実現を図った。
④成果と反省
これらのシステム化を優先順位をつけながら、7年ほどで、ERPレベルまで仕上げて
いる。
約4万社に及ぶ個別小口オーダーについては、現在1日で可能となった。当初の短納期
対応は十分実現できたと思われる。
室長からも後半に話があったが、営業支援システム化での納期のあおり、未売り上げオ
ーダーの明細化などは、営業メンバーからかなりの抵抗があり、活用までいたらず、同
様に、社外クレームシステムも品質部門からデータの精度の悪さから活用できないとの
不満などシステム部門が現場のニーズを十分把握せず、構築したシステムも出てきてお
り、反省しているとのこと。
⑤総括
今回のシステム構築は、全員で、4名のメンバーが逐次構築して来たとのこと。また、
年間のシステム関連費用の売上げ全体に占める比率も一般製造業の半分程度である。
人と費用の不足を嘆く情報システム部門も多いが、今回の事例は、全体をキチンと抑え
、優先順位を明確にして、中期的なアプローチをしていけば、かなりの成果の出る好例
では、ないかと思う。

2009.07.04

Web戦略化(その2)

200907031355252


先週、京都で活躍した思想家、教育家の石門心学創始者石田梅岩の話を聞いた。商業活動における営利追求を肯定しながらも、勤勉、倹約、正直、質素で、人の本分を尽くすことが、自分の平安、家族の幸福に大きく貢献すると言う教えは、昨今の実情と考え合わせると、納得のいくものである。

さて、今回は、前回の「Web戦略化」の後半である。

■Web設計フェーズ
①サイトマップ
  コンテンツ企画に沿ったマップ化を実施する。自社意識化、相互の情報野つながり、含めてSEO面でも、重要
②標準機能
  セキュリティ、認証、(決済機能)について、提供する。
  □セキュリティ
  □認証
  (□決済)
③各サービス設計
 設計においては、以下の点の注意が必要である。
・情報メンテナンスの分担とその周期の明確化
・画面構成の統一
  基本はトップページの構成に順ずる。
④設計の流れ
・サイトマップからページ分け、タイトル、見出し作成
  ページタイトル、見出し、リンクテキスト   
・サイトマップに設計内容を書き込む
  ページ見出し、概要 
・ナビゲーションの確認
  グローバルメニュー、フッターメニュー、各リンク
・コンテンツ内容からページレイアウトの設定

Webマーケティングのコアは、コンテンツである。そのために、以下のポイントを開発の中で、
キチンとフォロー出来ている必要がある。
①「顧客が求める情報」をキチンと提供できる事
   当社Webサイトを訪れた顧客の目的は?
   始めの7秒で、キチンと「当社の思い、技術、サービス」を読み取ってもらう
②専門性と信頼感が確立できること。
   お客の声、実績、取引先、修得資格、スタッフのプロフィル
   他社を正確に、認識し、差別化が明確である。
③商品、技術情報については、文書で、キチンと書くこと。
   イメージ、画像は文章の理解の手助けであり、主体ではない。
④サイト全体のイメージがスマート
   素人的画面では、基本的に、信頼性が低くなる。
⑤売込みが目立つサイトは嫌われる。
  顧客は、その商品、サービスを直ぐに買うために訪問しているのではない。
  まずは、自分で、納得するための情報収集であり、その後、購入フェーズになる。
  導入フェーズの意識と購入フェーズの意識の違いをサイト内にて、キチンと対応の事。

■運用管理フェーズ
運営管理と合わせ、担当部門のキチンとしたフォローが必要となる。
「運用メンバ(運用ルール含む)+Web関連の専門家」が望ましい運用体制。
①フェーズ毎のWeb管理
 顧客データ管理と「Webサイト、メルマガ、ブログ」による効率的顧客開発施策の実施
 □集客フェーズ
  ・Webサイト(日次管理の各コンテンツ)    ・メルマガ(顧客アドレス確保)
  ・ブログ(トラックバック、RSS活用)  ・動画活用
 □見込み客フェーズ
  ・Webサイト(資料請求、見積書提出フォロー)   ・メルマガ(お礼など個別フォロー徹底)
  ・ブログ(コンテンツ管理の徹底) ・LPO実施
 □お客様化
  ・Webサイト(最新情報提供、客の声アップ)    ・メルマガ(お礼など個別フォロー徹底)
  ・ブログ(コンテンツ管理の徹底。クロスセル、アップセルの適用) 
②コンテンツ管理
  コンテンツDBの構築による運用管理を行う。
  □プロジェクト管理
  □コンテンツ管理(版数管理、Web素材の共有化)
  □テンプレート管理(情報の更新、編集)
  □ページ管理
  □インデックス管理
  □配信管理(作業通知、承認作業)
  □ワークスペース管理
  □ワークフロー管理
  □ユーザ管理
③システム性能、機能監視
  画面のレスポンスを中心に、顧客ストレス改善を進める。
  システム全体のレベルアップ、アウトソーシング含めた運用体制の見直し
  SEOの実施⇒開発時点の画面設計に関る
④システムのセキュリティ監視
  ネット、コンテンツ、業務面での、監視が必要となる。  

■Web運営管理フェーズ
運用フェーズが内部的管理が主であったに比して、Webマーケティングの効果推進と分析を行う。
①目標数字に対する管理
  訪問顧客数、PV数、問い合わせ(資料請求含む)数などの設定
②サイトのアクセス分析
  アクセスログ分析は定期的に実施
  訪問者の動きを分析(滞留が短い場合は、そのコンテンツに興味なし)。アクセスの多い
  コンテンツの把握とアップのための仕掛けは?
 各部門のデータ(営業情報、商品情報、等)との連動によるサイトコンテンツのアップ  
③ナビゲーション分析
  訪問者は必ずしも、トップページからは来ない?どうしても見せたいコンテンツへの誘導、
  途中で迷子、袋小路に入らないための工夫が必要。
④モニタリング
  当初目標数などとの差異についてのフォロー
⑤個人情報保護法対策
  社内ルールの確立。
各フェーズでの、結果をベースに、PDCAとしての改善ループを短期のサイクルで実施する事が最大のポイント。

これまでのポイントを再確認して、是非、売れるWebサイト構築をお願いしたい。

2009.06.27

Webマーケティングを更に戦略化へ!!

200906271602042
我が家のチョット変わった紫陽花、まだ、満開ではありませんが!!


前々回ぐらいに、Webマーケティングを3C+1Cのポイントで述べたが、具体的に、自社の中で、推進するのは、
戦略化フェーズ⇒企画化フェーズ⇒開発フェーズ⇒運用、運営フェーズをキチンと実施する必要がある。
今回は、戦略化と企画化フェーズを述べるが、次回では、運営、運用フェーズについて、少し詳しく述べたいと思う。

1)Web戦略化フェーズ
Webマーケティングの全社における位置付けと他の重要経営課題との関連をよく認識し、戦略実施が必要です。
・顧客の仮説化 ・アプローチ施策 ・サイトフレームの基本方針を策定する。
まずは、経営戦略、IT化戦略の分析、策定をベースとする。
 例えば、重要経営課題が □新規顧客開拓(最優先課題)
                  □顧客維持の強化   である。
戦略マップにおける行動項目との連携より、以下のポイントを重点的に実施する。
・テーマ   例えば、 コアコンピタンス「ネジ」の技術力提示
              「ネジを通じた社会への貢献」
・主要顧客  中堅製造業の購買担当者

・リーチ手法  集客化⇒新規見込み⇒顧客⇒ロイヤリティ化 の継続的フォロー
・Webソリューション 
    メルマガ(最新情報と思いのプッシュによる認知度アップ)
    ブログ(個人レベルの情報提供。技術含めた最新情報)
    データベースマーケティング化(顧客への個人プロファイルに基づくアプローチ) 
・Webサイト(自社の明確なポジション作り)
・レスポンス  見積回答、トラブル回答、納品など主要行動の設定
・フロー   LPページ作成とLPへのフロー強化
・目標数字の設定(訪問者数、PV数、問い合わせ数などで、KGI、KPI化)

2)Web企画化フェーズ
①サイトコンセプトの具体化
 戦略フェーズをベースとして、本Webサイトでのコンセプトを具体化する。
 「新しい顧客の開拓と確保」が最大のテーマ
  ⇒コミュニケーションが出来るサイト
 ・顧客との信頼感の醸成と確立
    「ネジ」にかける思い。技術屋としての誇り。適確な情報の提供。
②サイト構造
  情報統合ポータル的構造により、顧客と社内業務体制(メンバー)との有機的連携
  顧客⇒全体管理のWebマスター⇒各情報コンテンツオーナー⇒イベント情報化
  イメージ図による全社の意識統一が重要
③コンテンツ企画
 静的コンテンツ□、動的コンテンツ■の区別による効率的運用
 □自社の理解⇒顧客への安心、そして信頼感の醸成
      ・会社の概要 ・役員、社員のプロファイル ・今までの実績
 ■「ネジ」の技術紹介⇒信頼感の確立
 ■顧客の声
 ■受注物件の進捗状態
       現在の工程、完了予定日、引渡し日
④「ブログ+メルマガ」によるブランディング企画
  各コンテンツの基本は③に順ずる。
  ブログ 動的コンテンツ     メルマガ  トピックス、顧客の声

2009.06.20

Googleツールの凄さ

200906211445191

梅雨の一休み
比良山の上に雲がたなびいています。


最近のWebマーケティングは大きな意識改革が必要なのでは?と思う。
フラット化する世界の進化は、国の流れも変え、人の行動も変えて行く。
何時でも、映像の形で、世界が自由に見え、全ての情報が対面しているパソコンから自由に取り出せると言う感覚。そして、その感覚が当然の形で、行動化されているネット世代といわれる30代の青年群。

既に、リアルの世界の活動がベストとの考えに囚われている中年の方々は、顧客へのアプローチ、その成果の享受はありえないのかもしれない。

自社のポジション、他社の活動状況、顧客への対応、全てがWebの世界で、収集し、選別できる。
今回は、その一端である「Googleツール」について概況を述べよう。
Web世界での特定ワードから色々と把握が出来る。
①Trends
あるキーワードがどれだけ検索されたか?件数の推移をグラフ化して、提示する。これにより、世の中の思い、考えの概要が見えてくる。
②Adwordsキーワードツール
あるキーワードの過去の検索状況が分かる。例えば、競合サイトがどのようなキーワードで、売り上げがアップしているのか?分かる。
③アラート
指定したキーワードに関連したサイト情報をメールしてくれる。
関連他社、業界の動きが把握できる。
④ウェブマスターツール
サイトマップデータの作成方法と生成ツールであり、SEO的に有効となる。
⑤ウェブサイトオプティマイゼーション
サイトのコンバージョン率、直帰率を上げるための改善策が分かる。
⑥Analystics
指定サイトのWebアクセス解析を行い、Webサイトの強化を図る。

Webはデータも、システム運用的にも、全てが、デジタル的、定量的に把握される。このため、系統的なアプローチ、具体的な目標数字に基づいた戦略が必要である。既に、勘と度胸のKDDの世界は遠い昔。

Google以外でも、Yahooも同様のツールを持っている。また、ピタゴラスと言うツールは、自社のポジション、キーワードの設定具合など、もすぐに、提示してくれる。
Webマーケティングも、過去の経験よりも、多数存在し始めた上記のようなツールをいかに上手く使いこなすか?の時代になっている。

2009.06.13

生産管理へのシステム化に向けて

200906120903303

我が家のさつき?も満開です。

滋賀での生産管理関連テーマの研究会も、今月で、3回目となった。

現場ニーズに合わした生産管理システムの追求が今年のテーマである。
参加メンバーからの質問も、多くなり、良い調子である。

今回のテーマは、業務効率化に向けた生産管理システムのアプローチ

事例はN機械㈱様です。
年商約4億円、従業員50名ほどの鋳物加工をベースとする機器部品の製造、加工会社です。
システムをまとめたNさんとシステム構築をしたU社長から生産管理システム導入のポイント、導入時の苦労などについて、2時間ほど、話を聞いた。
結構質問も多く、参加者には、それぞれの気付きがあったのでは、と思う。

①導入のきっかけ
システムが15年以上前に構築され、その時の、ベンダー会社もいなくなり、更新も出来ない状態。また、導入されているパソコンも、かなり古く、現WIN系へのデータ移行も出来ない状況であった。現場では、EXCELベースで、とりあえずの業務には支障ない形で進んでいるものの、ハード入れ替え含めた早急な対応が必要であった。

②導入検討
まずは、パッケージか?システム構築か?の選択があったが、単にパッケージ導入をするには、個人的な業務依存のため、全体をまとめる人とシステム構築の同時並行作業が必要であった。このため、この規模に慣れているU社長のコーディネートへの期待も含めて,支援することになった。

③システム化概要
現在の新システムでも、経理、販売は別で動いており、今回は生産工程中心の構築である。在庫管理、原価管理も旧システムのままであり、全社規模での生産管理システムになるには、あと数年は必要では?と思われる。

④構築上のポイント
今回、メンバーにも参考になる点が、いくつかあったと思う。

1)全社レベルでの問題把握
3ヶ月ほど、関係部門毎のブレーンストーミングを実施し、「何が問題化?何が困っているのか?」を洗い出し、優先付けを実施したこと。
⇒出来れば、このレベルで、業務フローの見直しと経営レベルでの課題、目標設定まで行けば、良いのであったが?

2)効果の出そうなシステム化から全体への推進
とりあえずは、図面管理システムが極めて非効率な状態であり、これを新コピー装置の導入を図ることにより、生産工程に絡んだ図面管理システム化とした。
このための図面作成効率アップと適切な図面配布が可能となった。
⇒まず、早めに導入の効果を見せる点では、非常に良いアプローチであった。

3)現場業務の見える化(工程管理、発注管理など)のためにBOMの再構築を実施
旧システムでは、単なる部品表であったが、スケジューリングの効率化含めて、工程順序、構成品データ(中間製品化)を加えた新BOMを全面作成(約6000ほど)
⇒これは、中々、大変な決断である。

4)現場実績のリアル管理
日報作成については、工程管理の全社把握、顧客への対応力アップなどの点から、タッチパネルタイプの端末を導入した。当初、現場からの反発があったようであるが、会社方針として、進めたが、結果的には、かなり好評のようである。
⇒会社全体の効果が、または、方針が明確であれば、社員にも、従わせることは肝要。

5)使ってもらうための工夫、対応
先ほどの現場端末の入力項目、作業指示書の徹底的な現場要求への対応を実施した。
⇒現場は保守的であり、今までのやり方が最善と思っている?ものであり、4)のような会社方針からずれない限りは、現場での使いやすさ、違和感のないインターフェースは出来る限り死守する。

6)今回導入の最大のポイント
今回はN機械のNさんがシステムのことはあまりわからないもの、社内のまとめを全て引き受け、業務上のトラブル、対応課題は、社内でキチンと対応したこと。
そして、経験豊富なU社長を上手く使ったことにあるのでは?と思う。社長には、申し訳ないが、システム屋が、全てをわかると言っても、業務の深さまでは、分からない。
今回は、NさんーU社長の絶妙コンビがスムースなシステム化の最大のポイントではないか?と思う。

多くの中小企業の生産管理システムの現状は、今回のN機械様と、あまり状況は違わない。1度入れたシステムは、ぎりぎりまで使う。そして、必要に応じて、入れていくため、全体から見ると非常にバラバラで、人のスキルとシステムの持つ能力を中途半端に使っている。もったいない話である。
ただ、今回のN機械の場合は、過去のことは別として、Nさんの頑張りとスキルアップで、上手く進化するシステムになるのでは、と期待している。
何処にも、Nさんのような人がいると、中小企業のシステム化ももっと進むのでは?と思う今回の事例検討会であった。

2009.06.06

ブログからビジネスブログへの進化

Gazeplot


人の眼は、このように動く??


ブログは個人的な意見、思いを広く伝えるには、これほど良いコミュニケーションツールはない。
しかし、これをビジネスブログとして、活用するとなるともう1段上の手法、考え、熱意が必要となる。
ブログとビジネスブログには、この点で、大きな差がある。

今、地域企業、商店メンバーへのビジネスブログセミナーを開催している。
皆さん、熱心だが、ビジネスブログへの取り組みは、、、、、チョッと苦労している。
しかし、Webマーケティングの活用として、ブログを基本とした顧客対応、営業力アップには、その簡易性、SEOへの馴染みのよさに加えてトラックバック/RSSなどの仕掛けによる顧客、社員含めたつながり力の良さは、中小企業のソリューションとしてはかなり有効なのだが、、、、、。
各企業では、まだまだ、十分なる理解を得ていないようである。

各企業経営者も以下のような流れを理解してもらい、是非、営業力アップに活用してもらいたい。
まずは、顧客の仮説化
①主たる目的(誰に)とターゲットの設定
 ブログは他のメディアとの連携が重要であり、従来のWebサイト以上に、ターゲットの絞込みが重要です。
②ライター(誰が)の設定
 ブログは、個人の参加、発表が容易であることから、「誰が」書くのかが、重要です。
 以下のポイントで、設定する必要があります。
 ・そのテーマに対してキチンと語れる人
 ・継続的に読者との会話が出来る人
 ・頻繁に更新出来る人(意欲、時間ふくめて)
③テーマ(何を)と獲得目標の設定
 特に、獲得目標は何なのか?商品販売か?会社のPRか?ファン作りか?
④機能の設定
 双方向性の仕掛け、メインテーマからサブへの流れ付け(ポジショニング)など
そして、サイトとしてのシナリオ化
⑤コンテンツ
 ブログは情報の鮮度がポイント。一定周期の更新が必要です。
 内容は、「誰に」「何を」により題材の設定を行う。
 題材 現場の声、顧客の声、小さな話題、気になる雑談。
     製品紹介、社員紹介だが、チョット良い点、面白い点、裏話など
     ビジュアル素材の活用(イメージ、写真、動画)
⑥記事のタイミング
 読み続けてもらうための仕掛け作りが必要。
 以下のポイントで、設定する必要があります。
 ・季節性をベースとした記事
 ・イベント、セミナーなどと連動した即時性
 ・カテゴリによる記事の分類とバリエーション作り
 ・流れの意識(起承転結、連続記事化、序破急)
⑦画面変化(デザイン)
 ・トップバナーは全体のアイキャッチ
 ・サイドバーの表示(サブコンテンツ配置、カラム設定)
そして、自社サイトへの誘導
ブログは、コメント機能、RSS機能、トラックバック機能を活用し、更なるマーケティング力アップを図っている。
⑧口コミの可視化
 メインブロガー(インフレエンサー)の把握とニュースソースの特定により、情報拡大の流れを把握する。
⇒「Technorati」の活用
・検索(キーワード、URLを含むエントリの表示とブログの被リンク数の表示が可能)
・トップニュース
・ウォッチリスト(設定されたキーワードを含むエントリがあるとRSS発信により、連絡)
・ダイナミックランキング(ブログにジェネレイトされたリンク数により、リアルにランキング化)
⑨トラックバック活用
 トラックバックの情報を集約する事により、個々の傾向と全体の動きを表示する。
・ケンプロ
・オンライン書店ビーケーワン
・Blogpeople
  ある設定したテーマにトラックバックで、コメントする。
これらを上手く使いこなし、継続的なシツコサで、まとめていくと、それなりのWeb活用効果が出てくるはず。

2009.05.31

Webマーケティングへの誘い

200905291339282
山の深き緑に合わせ、田んぼには、小さなお米たちが植えられました。


製造関連企業のIT化支援をしていると要望の強いのが、営業力拡大と生産力強化の2つである。
そのような流れもあり、今年度は、滋賀での生産管理システムの深堀と京都では、Webマーケティングの活用をテーマに、色々とやっている。
特に、Webマーケティングは、Webサイトを作れば、結構、やっていると思っている企業トップが多いようで?頑張っている企業との大きな格差を感ずる。
Webサイトは、企業内の再構築、再定義の結果として、あるべきなのだが?多くは、Webサイトを担当ベースで実施させて終わり?しかし、Web営業として、毎年の実績と伸び率を示しいている頑張っている企業は、まず、社内の再構築がありき、その結果をWebサイト化している。そのアプローチに安易さはない。取り組みの意識と行動が大分違う。
まず、進めるにあたり、自社の進むべき方向性の明確化、再確認が必要である。
そのためには、それなりのメンバーによる横断的プロジェクト化と経営戦略策定そして、IT化戦略化策定が必要不可欠な行動ではないか?結果を出している企業は、概ねこの流れを踏襲している。
安易なWebサイト化には、結果は伴わない。
そして、Webマーケティング推進においても、以下の4Cを意識して、Web戦略を策定する必要がある。
1)顧客は?
■自社の想定する顧客をまず、絞り込む
 経営戦略に沿った顧客層は?
 従来のレピート客、新規分野からの顧客、現顧客の拡大
①現在の顧客の分析
  当社、当社製品の魅力は?
②Webアンケート活用
  専門企業への依頼
③技術関連サイトからの情報収集
  検索による関連企業情報収集
④顧客行動パターンの把握
  グループインタビューによる改善
2)競合他社は?
ベストプラクティスとしてのアプローチ
■Web上での他社の情報収集が重要
 自社の想定する顧客に対する他社の活動を把握する。
①想定キーワード、ビジネスエリアでの検索情報化
②想定競合状況
  強みは?営業施策は?
③想定競合のサイト状況把握
  キラーコンテンツ、導線、設定キーワード
④競合サイトへのトラフィック状況
3)自社は?
■Web上での自社の把握が必要
①自社、自社製品認知度の把握
  検索レベルでの状況は?
  ビッグキーワードでの検索順位は?
②自社サイトの分析
  見易さ、使いやすさ、キーワード分析。
  サイトユーザビリティは?
③自社の強み、売りの創出
  無ければ、創り出す
④優位点の創出
  Web上でのブランド化、SEOの上位化、デザイン、納期、 
4)市場環境は?
■市場環境の変化に対して自社のセンスアップが必要
①Webソリューションの的確な活用
  多種多様なソリューションの把握
②自社業界の先行き感
③関係する一般消費者動向

Webマーケティングでも、戦略化、企画化、開発、運用、運営のフェーズは必須である。
しかし、結果の出ていない多くの企業では、Web開発のみで、終わっている。また、私が支援している企業の顧客のほとんどは、一般企業である。B2Bが基本である。
Webサイトを担当程度に任した企業のサイトは、上の4Cの意識不足もあるが、また、顧客想定が不十分な点から、多くのWeb会社が喧伝するB2Cアプローチでサイト構築をしている。初めから、大きな間違いがあるようである。

いずれにしろ、Webサイト構築も、経営トップの意識改革が必須である。

2009.05.23

生産管理を更に深く!!

20090517144009
我が家のも小さなバラ、一輪。
綺麗ですが、棘もあるようで!


滋賀で開催している情報システム研究会、本年度は生産管理システムについて「基本スキル的内容、頑張っている先進事例、企業システム会社メンバーからの話」などを中心に気付きになりそうな情報提供をして行きたいと思っている。
今回のテーマは「生産現場を活かす情報システムのあり方」について。
「全社見直しのスタンス」「現場を把握するための基本スキル」の2点を中心に、2時間ほどお話をした。
①まずは、自社全体を見直し、業務分析を行うことが必要であることの再認識
 部門的な改善では、結果的に費用効果の少ないものになる。
②生産現場を活かすための基本的なスキル、項目について理解し、自身のスキルアップ
を図るための気付きを与える。
説明のポイント
①全社把握の手法としては、
SWOT分析、戦略マップ化、そしてTOC理論の適用などがある。
昨年のテーマであったシステム企画の流れを実施することも重要。
(現状ビジネス機能関連、新ビジネス連携、新ビジネスプロセス構成、新機能関連などを作りこむ)
②先進事例紹介
日本ジャバラ(全員参加の事業計画化)、東洋ボディ(平準化を目指した顧客も巻き込んだシステム化)、堀内機械(小口短納期という今までとまったく違う経営戦略実現のための自社開発化)、など11例について説明した。
共通的には、
・明確な経営戦略策定
・それを実現するための業務プロセスの見直し
・徹底的なシステム化と組織の再整備
③生産管理システム化へのポイント
・平準化推進のためのリードタイムの短縮化
・スケジューリングの実施
・生産手法の最適適用化
システムを構築するメンバーとしても、リードタイムの把握、スケジューリングの具体的な実施策、在庫制御について基本的なポイントを理解し、システム化への反映を行う必要がある。
④システム化概論
要求分析での実施ポイント、要件定義での確認事項についてまとめてみた。
また、これらには、暗黙知情報や各項目での変動状況の把握も必要である。
・MRPの概要
・BOMの概要と構築上のポイント
・スケジューリングの現場対応、基本手順
・APSの導入ポイント
・在庫管理でのポイント
今後のスキルアップ化ポイントとして、概要を説明した。

次回以降は、頑張っている企業担当、SE会社などから具体事例を盛り込んで検討を進めて行きたい。
参加メンバーからも、具体的な現場での課題、問題について、色々と出てきた。参加者で共有を図り、更に、自社のシステム化への気付きとなれば、この3時間も有益と思う。

2009.05.16

売ることの難しさ

200904101324281

琵琶湖は広い、深い。

20社ほどが参加しているマーケティング研究会のコーディネートをしている。
この研究会、私自身はまだ1年ほどの参加であるが、結構活動期間は長いようである。
今回は、京都の繊維加工会社のトップから、自社の戦略、今後の進むべき方向などについて、お話を聞き、参加者で、今後の戦略などについて討議をした。
縮退する業界での生き残りは中々に、難しい。西陣などの伝統的な業界も1/4以下の売り上げであり、アパレル系でも有力な企業の撤退もある。また、中小規模事業者でも、単に下請けで事業継続を図るのは無理な情勢である。
参加者のコメントをまとめると以下の4つほどになった。
・直売比率のアップを図る。当面は、OEMのビジネスをベースには考える。
・1個作りの徹底(今の強みの強化)
・ブランド力のアップ(他の企業とのコラボ)
・オリジナルな商品開発(30代以上のミセスを中心とするコアな顧客の開拓

参加者も発表者も個々の内容はともかく、お互い、売ることへの再認識になったのでは?と思う。

他社の事例でも、同じような環境で、色々と頑張っている企業もある。
・Tシャツに特化し、国産素材による高級品を主商品として伸びている企業
・Webでの受注にのみ専業化し、徹底的なWeb2.0のソリューションを活用して、下請けから自主ブランドを確立した企業
・多種少量から大ロットまでを短納期で対応可能とするため、機械化とグループ化の推進に重点を置き、倒産寸前から50億以上の売り上げになった企業
全て繊維業界の企業である。
共通している点は、
・自社の強みの徹底追求
・Webの徹底活用
・明確な経営ビジョンとその実現のためのシツコサ、継続力

「ミセスに合う高級感のある服の提供を目指す」
テーマを明確にし、想定顧客の仮説を何回かのPDCAにて、有力顧客を探し当てる。
京都という風土、文化、伝統を形成する技術、使える知恵とネットワークは多い。
楽しみなことである。

2009.05.09

行動改革、意識改革、この難しきもの!

200905091317151

山の緑も深まり、麓では、田にも、緑が色づきました。

それは、ちょっと無理では?
私の経験からすれば、、、、
そのやり方は今までのと違う!!

企業支援、戦略策定などを企業トップとやって行くと良く出てくる言葉である。
人の意識を縛る足枷は、結構重たく、変えるのは難しい。

これをシステム的に新しい場、世界、モデルを創っていくには、5つの能力が必要とされている。
①影響力の理解
自分の行動パターン、考え方などに影響を及ぼしているものを理解する能力
②拡散的思考
正しい答えを複数見つけるのに、必要な能力
③収鹸的思考
関連データを整理統合化し、選択の優先度をつける能力
④地図作成能力
未来への道筋をキチンと示す能力
⑤表現力
将来の姿を言葉、イメージで、キチンと表現できる能力

そして、自分になければ、組織としては、そのような人を探す必要がある。
これには、4つのメンバーに期待をしたい。
①その組織に初めて参加した人々
組織内のやり方、考え方を一応、わかった人は特に、有効である。更地で評価できる。
②違う分野で経験をつんだ人
シニア含めた経験者の知恵が活かせる。
③組織での1匹オオカミ
組織の足枷に殉じていない。自由な発想がある。
④なんでも深堀する人
ともかく自分の納得が優先

いずれも、その文化、風土、慣習にこだわりがない人である。
過去にも、ビジネスの世界では、大きな変化を起こしたいくつもの事例がある。
・鉄鋼業界でのミニミル
・小額ローンが貧困層を救う
・パソコンの開発、、、、、、、、、、、など

以前にも書いたフラット化、ソーシャル化の進展は、各人の拠って立つ社会、組織、グループにも、大きな変化を
もたらしている。また、もたらすべく活動している人々の大きな駆動力となっている。
全世界を!、日本中を!という大層な思いはなくなりつつあるが、自分の周辺となる地域、コミュニティでは、少しでも、この動きに合わして、今の活動を更に、加速して行きたい。

同様な活動をしている多くの人も同じである。
是非、変革的意識の中で、新しい自分をみつけて欲しい。

2009.05.01

頑張る中小企業その3

20090430151248
我が家の牡丹、満開。

色々と頑張っている企業を訪問し。各社の知恵を直に、聞くのは、楽しい。
京都の北部で、油圧シリンダーを作り続けている企業を訪問した。
ニッチな業界ではあるが、競争も激しく、受注にて、高価な1億円もするシリンダーを中心に、作ってきたのであるが、中々、厳しく、5年ほど前に、1商談数万円の受注をベースに数量的な対応にそのビジネスモデルを変えたとのこと。
多品種少量、そして、短納期化の実現。
その仕掛けとは、
①営業から設計、製造、販売の統合化
基本的には、全て、自社開発とのこと。生産管理の部品表作成は営業入力の時点から反映させていくという管理部門が頑張って面倒見ていく方法ではない。発生元入力という基本スタイルをとっている。
②CAD化による図面作業の大幅な短縮
 CADシステムとのデータ連携を考えており、これも、専任の図面化メンバーがいるわけではない。ただ、特注品
 については、設計部門が作成対応する。
③営業の受注入力を即時製造部門に流すリードタイムの短縮化
 受注オーダから生産計画化し、製造指示書、現品票を発行させず、直接処理工程に指示が出る。
④Webからの受注化(CADデータの自動生成)
 ②の仕掛けを顧客向けのWebシステムに組み込み図面化、製造指示化を行う。

ちょっと驚きが、基本仕様化のための全社プロジェクトなどはなし。システム室長が全てを半年でまとめ、現場はそれに追従した。現場の業務をキチンと見直し、あるべき姿をまとめてから、、、、等というITC的アプローチはなしであった。
CAD図面をベースに顧客ー営業の受注対応とそれによる生産計画反映の早さ、精度を要求される部品表への反映(管理部門でのデータ管理の手間を大きく省く)、一元化された製造番号での管理など、色々な工夫が見られる。
何を自社の最優先課題として、その実現に向けて、自社全体の流れを創り上げていくか?
従来の生産管理の発想を顧客から、各指示書発行の取りやめ、部品表作成の同時化、業務フロー(手順)の柔軟性アップなど
納期優先というテーマにあわしたシステム作りであるが、これもまた、生産管理を上手く作り上げるヒントではないか。

2009.04.25

今、我々は何処に?

我が家のサクランボの花、結構こじんまり咲いてます。
200904171518472


ある調査グループによると、劇的な業界変化に対しては3つのフェーズがあるとのこと。

第1フェーズは、イノベーションと呼ばれる技術、サービス変化が出てくる。ITの世界では、大型計算機という集中型の処理装置が、サーバーの出現、そして、パソコンという個人レベルの装置の出現で、世界中からなくなると騒がれた時期があったが、それが、第1フェーズ。
第2フェーズは大型計算機とサーバーが呉越同舟の形で、しばらく過渡的な状態を保つ時期。
そして、第3フェーズが大型計算機が大きく姿を消して行く時期。

どのような業界もあるイノベーションの先例の中で、このような流れになるとのこと。
私自身が長らく過ごした世界であり、感覚的にも、納得できる事象ではある。

インターネットが世の中の仕組みを変えると喧伝されたのが、10数年前。1990年代の後半である。
確かに、すぐにでも、インターネットが広がり、我々の生活の多くが変わる?とあった。
しかし、まだ、旧態のサービスも多くあり、Web2.0として多くの人は、社会的な参加も始まっている。
まさに、第2フェーズが始まっている。

ビジネスの立場では、第2フェーズの始まるぐらいに、第3フェーズの絵姿を見て、動かないと、既に、負け犬のレベルでもある。
特に、アメリカでのWeb関連サービスを見ていると既に、第2フェーズも中間に来ているのでは?との思いもある。
SaaSからクラウドへ、そして、主役の軸も、大企業、国レベルのマクロ的、権威主義的レベルから徐々に、一般大衆にその軸を移しつつあるのではないか?

その端緒となるのが、5年ほど前のWeb2.0に総称される新しいビジネスルールの出現であろう。
まだ、日本企業の多くは、このルールの変化に気付かず、Web活用はしているものの、そのスタイルは、上位下達のままである。

クラウドソーシングという言葉がある。
従来のアウトソーシングではあるが、大きく違う点は、どのリソースを活用するか?の点にある。
顧客同士の知恵の活用、ファンによる宣伝活動、コミュニティによる投資化、、、、、、、、。
顧客開拓から自社製品開発まで。
大企業が自社のリソースを活かして、ビジネスの優位性を図るのも、第2フェーズのビジネスとしては、まだ、いけるのかもしれない。しかし、この変化に応じたビジネス活動の再構築を進める企業は、その規模に関わらず、新しい勝者となりうる。
その仕掛け、どうできるか?
多くの中小企業では、未だ大企業の人と資金力に勝てない?との思いこみがある。
しかし、元気な企業は、このクラウド的な要素を積極的に取り入れ、順調な売り上げを図っている企業も少なくない。まずは、どこに、自社がいて、どこに、自社支援のクラウド的ポイントがあるのか?
その試行錯誤が実を結ぶ時代になりつつあるのではないか。

2009.04.18

誰が世界を変えるのか!!

200904171518342


「誰が世界を変えるのか」という本があります。
ソーシャルイノベーションの事例を扱った内容ではあるが、これが、ビジネスの基本にも触れ、中々、面白い。
様々な変化を止むを得ず、積極的に、流れの中で、実現し、新しい変化を創り出した人々の記録でもある。
・ブラジルのAIDS患者の劇的な低下に関わった人々
・ギャング、麻薬密売人などが横行した町ボストンを住み易い普通の町に変えた牧師達
・貧困のバングラディシュの人々を救うために救民のための銀行を作った経済学者
・小さな障害者支援団体を国の行政までを動かすまでに発展させたNPOメンバー
・娘の死から全米の飲酒運転撲滅に乗り出した母親

通常のビジネスイノベーションとは違う地域住民、下層社会、障害者、社会的弱者などの関係者を中心とした成功事例ではあり、地域活性化などを目的とした地域コーディネータを担う?自分にとっても非常に感銘の深いものではあるが、この本での興味ポイントは、ちょっと違っていた。
以下の内容がビジネスアプローチの点からも、極めて示唆に富む指摘があったからである。

①ティッピング・ポイント(転換点)という面白い現象
あるコミュニティでのレベルアップがスキルのあるメンバーが5%で大きく変わる。
例えば、麻薬や盗みなどのトラブルの多い地域でも、良識ある中流家庭が5%となると住み易い町に変化して行く など。ただし、この数字が5%以上となっても、それ以上の変化はない。

②ストレンジアトラクタという不可思議な動き
複雑系を形成するルールの1つとして、群れの行動パターンが3、4点のルールに支配される。
例えば、群れを組む鳥は、
他の鳥と最小距離を保つ、近くの鳥と同じ速度を保つ、群れの中心方向に進むの3つのルールで行動することになる。これは、集団となった人間でも同じようになる。
複雑系では、関係性が極めて重要な要素である。

③レジリエンス(復元力)
大きな変化を経験しても、元の状態を保つ能力。
ある国、社会、コミュニティでも良いが、外部的な要因で、体制、ルール、機能を変えても、本質的な志向、動きは
内在される。企業が事業転換を図っても、その企業風土を変えられず、苦労することに通じているのでは。

④フロー体験
人の創造活動、などで、心身が完全に機能して、全能力が発揮されている状態。また、これは、集団の中での目的、目標が共有される場合にも、発生するとのこと。

いずれも、ビジネスの世界のようなやや、限定された人々の関係性よりも多い社会的活動に対しての現象である。であれば、ビジネスの中での活用は、更に容易になるのでは?
中々、示唆の多い本である。是非、ご一読を!!!

2009.04.11

クラウド化し、フラット化する世界

200904101328351

世界的には、2000年から私の感覚では、2005年ぐらい?から、世界的には、フラット化し、そして、情報化の世界では、更に、クラウド化しつつある世界。
トーマス・フリードマンの著作、ニコラス・カーの著作では、世界的な情報収集とマクロ的な視点から、明確な方向性となっているが、まだまだ、そこまで、感じられない関西の片隅である。

しかし、その変化は間違いなく、押し寄せてきている。
卑近な例でも、私自身の仕事がそうである。10年程前には、机の前に座っていたのでは、多分、仕事にならなかったであろうコンサル的な仕事も、今は、メールとサイト、で、概ねは片付く。そして、顔をつき合わした打ち合わせは、大分少なくなっている。
オーストラリアの新しい事業展開も、この変化なしには、考えられなかった。

フラット化の主要な要因は、
・ベルリンの壁とそれに続く政治的、ビジネス的な変化の顕著化
・インターネットの普及と接続の自由時代化
・共同作業化を可能としたインフラとソフトの高度化
・アップローディング⇒みんなの知恵を活かせるコミュニティの進化
・アウトソーシングの拡大と水平化としてのインソーシング
・サプライチェーンの進化
・インフォーミング化の進化⇒グーグル化
などがある。
そして、このフラットの流れを明確に意識し、新しいプラットフォームを創り上げている国、企業が大きく進展しつつある。
その実現ポイントは、
①フラット要因を利活用できるプラットフォーム
②プラットフォームを徹底活用し、イノベーションを誘発するための教育の活発化
③これらの動きを最大限に引き出すための統括体制

2000年後半から始まったeジャパン計画は、まさに、それに合致した国としての戦略であった。
①は確かに、進んだ。今でも、世界有数の高速低価格なインフラを拡大進化させている。しかし、
②、③は国全体としての統括責任者が不在(いるにはいるようであるが、、、、いるとは思えない人々がいる)の状況では、あまり、望めない。

政治、ビジネスの世界でのこのフラット化により現出した世界をより効率的に利活用するプレイヤーの存在がする。そして、さらに創り出す事が、肝要である。
中小企業といえども、例外ではない。しかし、いまだ、意識も蚊帳の外の人が多い。
既に、中国、インドにいる人々含め約30億人の新しいプレイヤーが我々の既存世界、ビジネスの世界に流れ込んで来ている。
②、③の不備を国の責任と片付けるのは、容易いが、我々の持っている力(個人スキル、人脈、問題意識などなど)で、補完は出来る。
地方の小さな活動でも、世界的な流れになるのも、また、このフラット化した世界の特長でもある。
とりあえず、出来るところから、是非、、、、。

2009.04.04

自社拡大に向けて(現場的マーケティング化)

いよいよ、新年度開始。我が家のツバキ?も満開。
20090403125419

京都で頑張っているマーケティング研究会も、本年度は、参加メンバー各社の自社拡大を目指した活動を更に、進めるとのこと。
そこで、私自身が、現場的に実施しているマーケティングの手法についても、簡単に述べることに。
今までの整理も含めて、ちょうど良いと思ったが?
以下の5つについて、何をしたいか?に合わせ上手く使い分けると効果があると思います。

①自社の見直しは大切である。
SWOT分析という手法で、自社の強み、弱み、脅威、機会という4つのカテゴリーで皆さんの感じていることを見える形にまとめていく。簡単ではあるが、企業トップ含めてあまりやられていない。
俺は、会社の全部を分かっている?忙しくてそんな暇なことをやっている時間はない?どうせ、やっても、その場かぎり?などなど。
でも、業務分析などで、社長に御社の強みは?と聞いても、、、、、、、、、、。
3年に一度ぐらいは、やるべきと思いますが???
社員とのコミュニケーションアップ、思いついていない気付き、等結構、収穫はあると思いますが。

②さらに、自社と顧客のつながりを理解するには、BSC(バランススコアカード)をベースとした戦略マップ作り
「財務関連、顧客、業務、組織/社員」の4つのカテゴリーに分けた課題、行動項目を目標と結果の流れにあわし、さらに、深掘りする。一般には、営業利益/売上アップと生産力強化の最終目的に社内組織、業務の見直し、顧客との関係強化をどのように実施していくか?が流れの中で、明確になっていく。ここから、自社拡大のために、まず、何を課題として実施していくか決めていけるのである。

③競合他社とは違う市場、顧客の創出
現在の対応している顧客層、市場にとって不用な点、または、追加すべき点を中心に、多くの他社が頑張っている市場とは違う市場を作り上げる。例えば、BOOK-OFFがその手法で、新しい市場を作り上げた。従来の古色蒼然とした古本とは違う小奇麗な古本屋を目指したのである。

④事業軸の見直し
見えていない顧客を見える形にする手法として、
・代替ビジネス化
・ビジネスモデルそのものの転換
・買い手グループの再定義
・補完サービスの見直し
・志向の変化
・時間軸への同期化
自社の事業が上記の6つのいずれかに合うか?新しい顧客が見えてくるのでは?

⑤市場環境の変化への対応
インターネットの拡大は従来の4Pから
・顧客価値・顧客コスト・利便性・コミュニケーションへ移行しつつある。
市場は大きく変わりつつあるのだ。

   

2009.03.29

ブログのビジネス活用

ブログはWeb2.0のコア的なコミュニケーションインフラとして既に2000万人近くが何らかの形で活用している。
既に、有力なビジネスのソリューションでもある。
ケータイがつながりのコアとして、若者の必須となっているほどではないが、人とのつながりを加速させていることの重要な要素であることは間違いない。
また、ブログの世界的な状況を把握しているTechnoratiの報告でも、日本語でのブログシェアは世界で一番とのこと。
ビジネスでも、ブログ形式のサイトが大分、多くなって来ているのは、その証左でもあろうか。
ブログの特徴である
・簡単にWeb上での展開が可能(ワープロ感覚でサイトが開設できる)
・コメント、トラックバックなどによる積極的なコミュニケーションへの対応が可能
・SEOにおける対応度の高さ(単なるHTMLのサイトよりも検索されやすい)
を活かして、企業の規模とは関係なく、活用されるべきである。
しかし、ブログを上手く使いこなしているのは、所謂、大企業である。

ブログのコミュニケーションの良さを活かし、CGMという形で、消費者の思い、意見を上手く収集し、製品への忠実度を高めているのは、多くは、日産、パナソニック、ワコール、など消費者向けの大企業である。

数は多くないものの、中小企業でも、特に、センスの高い若い経営者が主導しいている会社では、自社のPRとビジネス展開、そして、社内メンバーへの意識改革をあわせ、上手く使いこなしている企業もある。
福井の数10人のメッキ会社、富山のアパレル会社、国産素材に拘るTシャツメーカ、そして、京都では、工具の販社など。

ブログのコミュニティ化、ポータル化への馴染みの良さを活用したブログポータルサイトとそのサイト内からの沖縄、他各地の地元特産品の個別商品の売り上げアップ、地域の活性化を促進している浜松地域などブログの特徴を上手く活かした商売も盛んである。
RSSというブログの記事を投稿する毎にその紹介内容を発信する仕掛けを使い、メールとはまた違う顧客アプローチで、成果を上げている情報系の中小ベンダー。トラックバックを使いこなしている健康食品会社。

ブログの特性を活かせば、一般の中小製造業でも十分に自社のビジネスに活かせるはず。
良いものを安く
と愚直に進めるのも、大切な経営のビジョンかもしれないが、環境の流れの中で、自社を活かすのも、また、経営の1つと思われるのだが?

2009.03.28

琵琶湖一周3時間20分。140円也

今週初め、急に思い立ち。
琵琶湖のJR一回りを実行した。となりの駅へのルートが特に規制がないとのことで、以下の駅から駅へのはしごです。
12時02分和邇
200903241217182

のんびりと琵琶湖をまず、北に向けて

200903241207131

 

奥琵琶湖が静かである。
近江塩津、ここで、米原方面へ。
間違うと、敦賀まで、、、、、。

200903241305032


余呉から長浜へ

200903241310022_2

米原からは、彦根、草津、山科へ。

そして、最後はとなり駅の蓬莱
15時20分到着。
3時間20分の隣町までの旅であった。

2009.03.22

IT人材育成

ITを活用したビジネスイノベーションって?

情報の持つ力を信じて徹底した情報活用の組織つくりとシステム作りが企業間の大きな格差を生み出しているのは、自明の理のようであるが、実際の状況を見ると中々、、、、のようである。
ITを何かの便利なツールとして考えている企業トップの組織は概ね????、また、ITを中心とする情報化よりも、人をベースとする情報化(IT化ではなく)を進めている企業の状況も、??????。
過日、ITを中心とする人材活用を推進しているグループのまとめの方と色々とお話が出来た。

初めの課題について、2点について考える必要があるとのこと。
・ビジネスモデルそのものの変革
・ビジネスプロセスの変革
ITに関連するメンバーに期待されるのは、後者である。

前者は、経営者の専任事項との意識があるようで、当然かもしれない。
しかし、中小企業の場合は、少し違うような気もする。
ビジネスモデルの変革を意図すれば、必然的に、ビジネスプロセスの変革を目指す必要があり、これを一体として進めることが特に、肝要である。
即ち、不足している人材能力では、
・IT戦略策定などの企画力
・業務改善の見通し力
が今後の重要な課題となる。
ITの個々の技術を研鑽し、必要部門から重用されるのでは、これからの企業の必要とする要望には、応えられない人となる。
最近、JUASという団体がまとめたUISS(情報システムユーザースキル)は、それを反映してか、事業戦略策定をベースとしたIT化戦略策定から保守までを総合的に見渡せるITガバナンス機能の向上を目指した内容となっている。
・組織力強化のベース作り
・IT化に関する組織、人材の役割、キャリアパス化
・システムベンダーへの発注時の活用
また、個々のテーマでも、最近のシステム関連メンバーで人気のあるのは、
・ロジカルシンキング
・聞く力、話す力
など人間力的なスキルのテーマが多いとのこと。

2009.03.15

携帯からケータイへ

携帯電話も既に、1億台を越す普及。
1人で2,3台を使い分ける時代となってきた。
そして、Web2.0と称される1億総評論家、ご意見番の時代。
、、、、どうも、ケータイを扱う10代、20代はちょっと趣が違うようである。
ある若い世代への「ケータイへの思い」に対するアンケートでは、
・神
・家族
・友達
・つながり
などの言葉が出てきているとのこと。
確かに、電車の中での多くの姿に見られるケータイへの没入はちょっと異常?と思うのは、年寄りの証左??

つながり合う世界への大きな入り口。
ネットワークの世界では、全体使用数の3割から4割を越せば、加速度的に、その範囲は広がるとのこと。
既に、伝える道具であった携帯電話から存在確認としての一部にケータイはなっているようである。
既に、ビジネスでのツールから大きくはみ出している。

パブリックドメインにポジショニングされてきたケータイ。
しかし、子供への悪影響、犯罪の防止などという論議が一利百害のように語られる日本では、少し様相も違う。
文化の担い手からなにかダークな世界への入り口?
また、Web2.0と称される新しい文化への成熟化に向けては、それを育て、発展させていくという方向が見えない日本のコミュニケーションの姿では、単なる無責任な放言の場、勝手な自己主張の場となっている。
知恵を活かせる新しい場となれるか?
そのような流れの中では、ケータイもまた、単なるつなぎの道具となる可能性も高い。

今、ユビキタスの実現として、全国のネットに関心の高いグループが色々なサービスの提供を試行している。
・地域内での情報の交換
・関連映像配信
・観光情報の提供
・あるエリア(キャンパス内、商店街)内での情報配信
など
色々と試験実施されているようである。
キーワードは「地域活性化」。
20011年からは、本格的に開始されるようであるが、先ほどのケータイと同じく道具との認識では、その結果は
見えている。
地域の人々との新しいつなぎの世界つくりとなるのであれば、極めて大きな潜在力を持つ。
是非、考えて行きたいことでもある。

2009.03.08

あなたの夢を!起業塾ありました。

本日、午後から6時半過ぎまで、起業志望者、起業初心者が13名ほど集まり、草津で、起業塾が開かれた。
少ないともいえないが、多いとも言えない?しかし、やる気のある方々である。
テーマは、
・起業の心構え
・ビジネスプラン化へのアプローチ
・会社設立の準備とは?
・会社設立後の対応
・上手に行政の力を借りるには?
・インキュベーション施設について
5時間以上のハードな講義ではあったが、皆さん、元気であった。

私も、「ビジネスプラン化へのアプローチ」で1時間弱、今までの経験を含め、ちょっとお話させてもらった。
私の起業でのポイントは、3つあると思っている。
①ビジネスモデル(プランでも良いが)は時代の要請を受けたものであるか、もしくは受けるように仕組んでいるか
 過去のいくつか実施した起業化では、時代の激変に、翻弄された。
②ビジネスモデル(プラン)は深さが必要であること。
 深さとは、モデルの反復確認、レベルアップ、プロトモデルでの確認など、具体化への対応
③自己発信力のアップ
 ややもすると、ITオタク的に、内なる活動に身を任せる傾向も結構ある?
④人脈の徹底拡大
 リアル、Web活用、いずれにおいても、支援者、メンター、仲間、様々な形で、自分につながりをつけることが肝要である。社会学で言う「6次の隔たり」を意識すれば、全世界の人とつながりが出来るのである。

①から④は多くの起業者には、かけている場合が多いようである。
特に、昨今の②の薄さには、ちょっと考えざるを得ない。

最近は、NICE(国レベルで実施されている起業支援ネットワークで、起業に関する情報を集中、共有するバーチャルネットワーク)、ドリームゲート(専門家による企業支援する全国組織)などもあり、10数年前とは、その環境も大きく進歩しているはずであるが、、、、、、。これといった盛り上がりがないのは、歳のせいなのだろうか?


«頑張る中小企業その3

最近のトラックバック

2009年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ