2009.11.07

念動力、テレパシー、念写、タネも仕掛けもあり

京阪奈で情報通信研究フェア2009なるものが開かれた。
以前、情報通信システムの開発に携わったものとしては、興味があり、出かけた。
基調講演で、脳情報通信とブレイン・マシン・インタフェースの話を聞いた。
ATRでは、10年以上前に、日英、日中の同時翻訳システムの関係で、話を聞いてから久しぶりの訪問である。

脳の動きをその発生するパルスの動きを統計処理にて、素早く処理して、人の行動パターンと合わせ、思った行動を予測する。
例えば、
・センサー付のヘルメットを被り、その思った行動をロボットに行動させることが出来る。
念動力、テレパシーの実現である。
・人が見ている白黒2値画像をコピーする。念写力の実施。
・アメリカにいるサルの行動をその脳活動から京都のロボットに同じことをさせる。テレポーション化。
いずれも、SFの世界ではなく、タネも仕掛けもある情報通信と脳科学の成果である。
これらをブレイン・マシン・インタフェースという形で、日本が世界をリードしているとのこと。
我々の日常とは、違う世界で、結構進んでいるようである。

しかし、これも、脳卒中、身体的な障害を受けた人にとっては、有効な支援技術である。
下半身が動かなくなった人が、このセンサーをつけて、歩行ロボットとの組み合わせで、
活動が可能となった事例もある。
医療福祉分野では、期待される成果かもしれない。

さらに、これは、神経倫理への影響も大きいとのこと。
・個人の意志決定のメカニズムに介入するかも
・記憶の書き換え、操作もあり?
・考えていることが読み取られ、プライバシーまで侵される?
映画の世界が、日常の世界になる日も近いかも??
倫理観や従来の我々のコミュニケーションの方法も大きく変わる可能性を秘めている。

2009.10.31

ITも100円ショップ化?

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素晴らしい秋空。今日も、よいことありますか?


数年前から私自身も、驚くほどのハードウェア、ソフトウェアの低価格化の進展である。
昨日も、交換機の導入を1億円以上のメーカ見積を900万円程度で構築した事例を担当した
本人からお話を聞いた。
Asterisk、オープンソースの交換機ソフトである。
本事例は、大分前に紹介があったが、直接導入した本人からの話は、中々、面白かった。
特に、市役所内での導入であったためか?所内を説得するのに、10ヶ月掛かったとのこと。
旧来のドーンと機械が鎮座するイメージで過ごした50代前後のやや古い意識の人々に
とって、信じられない、事態なのかも?しれない。

技術は進化する、特に、ITの世界では。大分前に、NTTの施設部長から、交換機を収容して
いる局のフローが、従来の1/10以上になったとの話もあり、昔、100億円規模の設備で、
導入していた時代を過ごした我々も含め、50代以上の人にとって、衝撃的な光景では、
ないだろうか。

ソフトでも、直近の話題では、Saasと呼ばれる月額数万円程度で、構築すると数千万円
かかるシステムの機能が使えるサービスも同じであろう。
営業向けの詳細管理による顧客対応のレベルアップ化は、導入した企業の業績を大幅
にアップしている。
他の会計、財務他、最近では、企業全体システムをこのSaas形式提供するベンダーも
実績を上げている。

また、我々も、Googleの提供する地図関連サービス、メールサービス、オンラインドキュメント
サービス、Webサイト運営のための様々な解析サービスなど、機能が高く、しかも、無料で
ある様々なサービスを重宝しながら使っている。

更に、MashUpというサービスは、既存の有力サイトの持つ機能、データをインターフェース
をあわせるだけで違うサービス構築が出来る。開発費用、時間ともに数100分の1程度で
可能である。
出張者が、目的地へ行くための経路、その費用、時間、地図での確認、そして周辺ホテル情報、
または、観光場所などを即時、表示するサービス。夫々提供しているデータは、Google,
グルナビ、ホテルサービスなど、別々のサイトからであるが、それを上手くまとめて、必要とする
顧客に提供する。

ただ、先ほどの交換機の話と同じで、このような新しい動きに対しての意識と知識と行動がまだ、
育っていない。
昔、新しい事業化に向けて、肝に銘じていたのが、この3つの壁。
・意識の壁
・知識の壁
・行動の壁
意識がなければ、知識獲得に動けず、知識がないと行動へ移れず、また、明確な意識がないと
行動が伴わず。よく批評家と評される人が会社内に多くいた。中々、最後の行動の壁は高い。

2009.10.24

現場管理の色々

今週初めに、生産管理の研究会があり、今回で7回目。
現場での色々な課題、工夫が聞けた。

10月の情報システム研究会のテーマは、「現場での管理強化」。
今回は、A社より、各社システム構築における事例より、セット取り、トレ
サビリティ、工数管理、生産計画などよくある課題に対しての実施事例を話してもらっ
た。

■セット取り
一対の部品を同時に製造することにより、生産効率、材料歩留まりのよさを狙うもので
あるが、部品の組み合わせ、製造プロセスの違いなどにより、セット品としての必要量
が必ずしも、一致しない場合が出てくる。また、作業指示書発行にも違いが出てくる。
このため、その解決策として、セット構成マスターにて実際製品ごとの定義を行った。

■トレサビリティ
ねじ他部品レベルでは、個々の管理は不可能であるが、今回のシステムでは、一定数の
容器にて、各プロセスごとに現品票を発行した。これを生産計画ロット別に実施すれば
、容器レベルでの管理は把握できる。
これにハンディによるプロセスごとの実績管理を組み合わせれば、在庫管理も含め、経
過と
現在レベルの管理が可能となる。

■PSI管理
現在の製造関連では、短納期対応と適正な在庫管理の実施(見込み生産の実施)が当た
り前の要件となっている。顧客ニーズがそのように変化しつつある状況で、これを、従
来のやり方で合わせて貰おうとするのは、その企業の存続がなくなる。

「実需を迅速に把握し、適切な対応が取れること」が当たり前の要件である。
・顧客からの見込み情報を月間の販売計画として設定
・月間の販売計画と在庫状況から1ヶ月毎の生産計画をシミュレーション化
・1ヶ月毎の生産計画をベースに、1日毎の生産日程を策定
このためには、仕入先連動(リードタイムの長い資材への事前発注)、製造プロセスの
状況把握、有効在庫の正確性がポイントとなる。

■工数管理
まだまだ、各社で抱えている課題である。
現場では、「作業開始と終了」の入力のみ。
勤務別マスターを持たせ、現場では、作業工程に従い作業者が明確になる。これにより
、生産日報がリアルに報告されるため、実態からのズレがなくなった。
これは、作業者の教育も大きいが、報告することに積極的な関与が求められえるような
仕組み化は重要である。

他にも、検査管理、支給品在庫管理などでの仕掛けについてもあった。

夫々の事例は個々の課題解決ではあるが、PSI管理、工数管理にもあるように、対応
すべき基本ポイントは同じである。
各参加企業の中で、応用的な発想を持ち、自社の課題解決の一助としてもらえれば、と
思います。

今度は、車で琵琶湖1周?4時間170km

今週半ばから、長濱で、3日間の環境メッセ。
環境ビジネスの様々な取り組みが見られることもあり、秋晴れの素晴らしい天候でもあり、
車で、奥琵琶湖経由で、長濱に向かった。
まずは、湖西バイパスから白髭神社を過ぎ、藤樹の里、マキノ高原を1時間ほどで進む。
車も少なく、快適。

まずは、藤樹の里で、一服。
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いよいよ、奥琵琶湖
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さすが、琵琶湖は大きい。堅田付近の琵琶湖の風景とは大違い。
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奥琵琶湖パークウェイで頂上まで、路肩不良、崖崩れあり、時速30km
景色は抜群、そろそろ、紅葉が始まり、秋の気分。

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長濱到着、2時間30分かかりました。
長浜ドームの環境メッセは。
新エネルギーの色々、微生物浄化、植物工場、など300社以上の出展があり、益々、盛んなようである。
電機自動車も試乗させていたが、無音状態での走行はやや不気味。

彦根付近の空も大快晴!!
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帰りは、彦根、近江八幡経由で、1時間30分。
湖周道路は車も少なく、信号もないため、結構早い。

でも、10時に出て、5時に帰宅、結構しんどい?が楽しい?1日であった。

2009.10.17

今週の活動とチョット参考になること

今週は、火曜日から始まったが、色々と、教えられたことも含め、書き記す。

■火曜日
マーケティング研究会とライオンズ倶楽部への参加
研究会の今回のテーマは、「コンサルタント会社の次期対応」について、参加者とともに、色々と討議した。
工場支援、ISO化支援、等が主たる対応項目とのことであるが、次への展開が見通せない悩み?
今までの実績も高く、既存の顧客の深堀が最大のテーマと思うが、代表として、今後どうするのか?

ライオンズ倶楽部では、政経塾前理事長からリーダーシップのあり方について、松下幸之助の遺訓?
を含め、お話を聞いた。
リーダーに求められる要件とは
・自立心を養い、国を支える自覚を持つ(今の多くの政治家に欠けている)
・使命感を持つ(同上)
・明確なビジョン、プラン、行動ありき(経営者でも少ない)
・日本への歴史観、新しい人間観
・人の話に耳を傾ける素直さ(1人の知恵には限りがある⇒納得)
・現地、現場を見て判断する(3現主義の実践)
・思いやり(7褒め3叱り⇒これが、中々、出来ない)
・自分から進んでやる(人にやらせるだけ、文句だけを言う人間の多いことか)
どれも、自分には、不十分。1つぐらいはしっかり実践したいもの。

■水曜日
生産管理をテーマの研究会であるが、今回は、システム構築会社の専務から現場管理での
仕掛けの色々な事例を聞いた。
特に、見込み受注数字と製作数字への展開、在庫のフォローなど、参考になる事例もあった。
夜は、行政の委員会があったが、打ち合わせが伸び、参加できず、残念であった。

■木曜日
自社の見直しとそれをベースとした営業戦略策定へのアプローチ
前月から2回目となったが、今月は、新規市場の開拓手法と実営業とWeb営業を組み合わせた
営業戦略策定について事例を含め、3時間の話をした。
現在のやり方を直ぐに変えるのは、中々、難しいようである。

■金曜日
Google活動とブログのWordpressの活動の話が京都であるとのことで、急遽予定変更。
GTUG
Googleの技術に興味のある融資の集まりで、全世界で数100あるとのこと。
好きなものが集まり、情報交換、プログラム作成をやっている。
Wordpress
ブログの開発言語であるが、コミュニティを作り、様々なプラグインやテンプレートを趣味的に
製作している。
両グループとも、今のWebサイトを中小企業へ活用することでは、興味あるグループ活動である。

2009.10.10

地域ビジネスの活性化

国のレベルで、地域の衰退、、、、と言われているが、どう見ても、この人が、地域で頑張っている人??
よく目に付く光景である。
今、少し、地域で頑張っているメンバーとのグループ作り、行政の委員会の参加などで、感じるのは、
地域の生活者の更なる意識の向上。30,40代の世代は、中々、地域での根付いた活動は、個人
の生活維持もあり、難しい。
20代前半と60代前後、特に、団塊の世代の顔がよく見えない。
前者は、青春の謳歌で、自分の住んでいる地域への関心が薄いのか?
後者は、年金もあり、今更、、、の気が強いのか?
団塊の世代といわれるだけでも、滋賀では、7万人ほどいるが、そのパワーを感じることはほとんどない。

行政も色々な施策をやってはいるようであるが、結局は、まだまだ、お役所仕事ののレベル。
そのような、雰囲気の中、個人的に何を?すれば?
私の場合は、IT化をベースに、地域の中での活動が主たるテーマである。
最近は、企業のIT化の支援もあるが、商店街の個人商店レベルの企業への支援もしている。
まだまだ、Webを中心とする、社会環境の変化とインターネット関連の有効性を感じている経営者は
少ない。
確かに、リアルの世界での、フェースtoフェースは必要であるが、これしかないのだ!!
と思い込む人も、多い。

要するに、地域の人々も地元企業も、もっと、環境の変化に敏感となり、自主的な活性活動
を進めて欲しいものである。

既に、大量消費の流れの中で、国内での綿から糸を紡ぎ、布にする伝統技能、産業としての
綿作りが消えている中、その栽培から最終の製品作りまでを地道ながら進めているグループがいる。
素晴らしいのは、綿の栽培から糸紡ぎ、染め、機織、そして商品化への一連の流れを
グループとして構成してきたこと。
本当に、売れる製品が出来るか?はかなり疑問の残る点ではあるが、地域の中での
ビジネス化としては、まだまだ、多くない事例である。
小規模農家の自立のため、色々と試行しているグループもある。まだまだ、直売所での
販売程度であるが、地元のお母さんの自慢の料理から地域の特性を活かしたブランド作りが
目下のテーマとのこと。

温故知新、または、まずは自分の周辺の見直し。

農商工連携など国の助成の大掛かりな動きもあるが、基本は、地域に住む人が如何に、
地域を理解し、行動で、実績を上げていくか?
活動の原点を今一度、私自身も含め、見直すことが地域でのビジネス化の基本であるだ。

2009.10.03

Web活用セミナーを終えて

6月から開催してきたWeb活用セミナーが先週で取りあえず終わった。
当初予定の2倍近くの人が参加し、抱えている悩みは同じようである。

このセミナー、講師の会社、メーリングリストのコメントから、
①思うようにサイトの効果がなく、見直しをしたいが、どのように手をつければよいのか不明?
②どうしても、サイトのSEO効果を出すためのスキル面に思いが行き易く、目先の対応
しか出来ていない。
の点が散見された。

これに対して、セミナーでは、事例講師のコメントを含め、
①Webサイトを全社的な位置づけで対応する。
②サイト構築にかかる前に、自社の現状と将来のあるべき姿をキチンと捉える。
③単純に、思いつきレベルでサイト構成を考えるのではなく、戦略、企画、から運用・運営までの
流れとそのための体制作りが重要である。運用・運営の重要性をキチンと理解した企業は強い。
④サイト内容では、テーマとターゲット顧客の設定の必要性をシツコク言ったが?
⑤そして、Webサイトと自社営業の密接な連動の必要性をこれもシツコク言ったが。

成果を出している企業は、上記の5つを不思議なくらいキチンと実施していいる。
観光物産販売の会社であるが、健康食品販売も始めたが、上手くビジネスがいかないため、初心に帰り、
全社の業務の見直しを実施。全社の動きを最適化し、その一環として、Web再構築とナット販売を開催
し、成果を出している企業。
全く同じに、業務の見直し⇒必要IT化の確定⇒Webサイトの構築⇒そのための体制強化を実施している
竹販売会社、医師組合、釣具用品企業他の成功事例の各企業が多数ある。

また、最近のWebマーケティングの推進でも、
①自社、他社サイトの詳細な評価分析
②サイト活用のアクセスメンバーの動きの正確な把握、分析
③顧客情報、関連情報、市場データなどのWebでの容易な収集
等、高機能なサイトが無料で活用できる。

しかし、このような動きを多くの中小企業は知らない。
最後のメールにも、この点での情報、スキルアップについての感謝の投稿があった。
1社でも、2社でも、そのような企業が増えれば、あり難いことである。

2009.09.26

IT経営の勧め

IT経営って??
セミナーを開催しているとよく聞かれる。
経済産業省が中小企業向けの情報化促進のテーマとして、言い出したことではあるが、
あまり馴染みがない。
基本的には、ITを活用して企業の業務効率化、顧客拡大を図り、売り上げと利益アップ
を図るためのアプローチである。

まずは、環境変化による自社ビジネスポジションの変化に気付くことが重要。
⇒多くの中小企業では、環境変化に伴い、自社のビジネスプロセスが変わらざるを得な
い状況であることの認識が少ない。
次は、関連メンバーとの自社の状況把握。
⇒SWOTと呼ばれる強み、弱みを再度検証する。
もしかしたら、現状の事業領域を大きく変えないと存続できない状況かも??

この行動から中期的なレベルでの経営課題が明確になる。または、明確にする。
⇒そして、この課題を業務のレベルごとに、更に具体的にまとめていく。原因と目標(結果)
の流れを明確にするため、戦略マップの形で顧客、業務、組織(人)にカテゴリ配置していく。
自社として、当面何をやらねばならないのか?3年後には?5年後には?具体的な目標数字
が全社で共有されると凄い力となる。
まだ、多くの経営者は、優秀な機械を無理をして購入し、頑張ってよいスキルを育てていけば、業績は
上がってく?との思いが強い。
確かに、圧倒的なコア技術を持っている企業は規模の大小に関わらず実績を上げている。

しかし、そのような企業はそれほど、多くはない。多くは、相対的な技術優位の中で、
ビジネスを進めている。
・神戸のジャバラ製造の会社
社員全員が経営戦略にかかわり、会社としての方向付け、意識付けに成功している。
このため、IT経営アプローチを積極的に進めたとのこと。
・石川の酒醸造の会社
売上げ、在庫などの部分的な情報化は出来ていたが、全社に関わる情報は整合性がなく、
使えない状況。このため、まずは、全社の業務把握と見直しを実施。徹底的な業務フロー分析を
半年ほど実施。これにより、全工程の情報の一元化と業務の効率化が図られた。
・群馬の健康食品販売の会社
事業拡大に伴う経営環境の変化を事業の中に見直すため、業務フローの見直しと再構築を
実施した。これにより、ネット販売のWeb化と基幹業務システムの整合性が高められ、大幅な
売上げアップとなった。
多くの中小企業がまだこのような推進、IT経営化、を推進できていないと言ったが、実行している
企業も全国に散見されのである。

先週も、このようなテーマのセミナーを開催したが、今1つ、やってみたいと言う雰囲気にならなかった。
私の説明が不十分??
是非、次回は、1社でも、是非、頑張ってやってみたい!!と言う企業が出て欲しい。

2009.09.19

コア技術を持っている企業は強い!

最近H企業様を訪問した。

H企業はある特殊なポンプの専業メーカであり、国内では約9割のシェアを持つとのこと。
完全受注生産型であり、自治体から食品、製紙、など
流体物に関するポンプであれば業種を問わない強みがある。
累計16万台の実績であるが、このため、生産からアフターフォローまでの一貫した
組織と体制が必要である。

このため、最重要なのは、データの一元化である。
部品表のリアルな変更、生産現場への変更指示と履歴への反映、部品在庫の
精度ある管理など。

①生産管理での「清流化」
受注生産であり、仕様変更が多発していたが、これを「納期と製造工程」から算出した
確定期限として、業務プロセスの最適化を実現した。
②関係部門への即時通知
仕様変更に伴う日程変更、製造工程変更などをメールにて一斉配信。
ノーツに伝票などを添付
③在庫管理の精度アップ
アフターサービスのために約1万項目の部品管理を日次管理で行い、その精度も
99%程度とのこと。ただ、現場では、人的なレベルでの対応が主であった。
④社内コミュニケーションの強化
週報による全員実施と公開、関連資料のグループウェア内管理、IP電話による
社員の所在管理、全事業間でのテレビ会議化など徹底した情報共有とコミュニ
ケーション作りが実施されている。

ここでは、関連部門をBP(ビジネスプロセス)グループと呼び、単なる情報システム
部門とは、違うミッションを与えている。しかも、、会社規模約350人
としては、かなり多い15名の専任メンバーがいる。

業務効率化、組織活性化としては、かなり先行している企業である。
しかし、情報の共有とコミュニケーションの高密化には、かなり気を使っておられる。
参加したメンバーも色々と気付きをもらったようであり、有意義な訪問であった。

2009.09.13

動画を中小企業のビジネスに使う?

動画共有サイトが出てきて5年ほどか?
Youtube、ニコニコ動画の活用は益々、広がっていくようである。
日本での2005年以降のブリードバンドによるネットワーク整備は、動画でのコミュニケーション
化に拍車を駆けてきたが、中小企業でのビジネスにおける活用は、未だ、十分とはいえない。
しかし、ここへ来て、2,3の面白い活動が出てきている。
まだ、関係者の喧伝するほどの強さはないものの、是非、営業力強化に悩みながらも、中々、
次に進めない各社には考慮してもらう活動でもある。

①1分動画で自社の強みの売り込み
東大阪のグループでは、様々な加工技術のポイントを動画の数10秒の中で見せ、必要
としている購買者、技術者、研究者に自社のコア技術の採用を成功させているようである。
喧伝される事例では、動画によるマッチングで、数千万円の受注、、、、、など、中々に面白い
実績も出ているとのこと。
1分間の動画の中に、コア技術のポイントを数10秒、社長の思いを数10秒、製品の宣伝を
数10秒見せるとのこと。特に、このコア技術の見せ方がポイントと思うが、
これも、1つのノウハウ。
ただ、課題は、如何に、これらの動画があることをニーズを持っている会社に知ってもらうか?

・グループのサイトを検索上で上位にする。
  最近のロングテール化というポイントはあるものの、工夫と努力が必要である。
・動画共有サイトでのタイトル、サムネイル、タグの工夫によるアクセスアップ化
  Youtube含めてコミュニティ、グループ、チャネル化など仲間作りの色々な手法があり、
  これを上手く使う。
・ブログの情報発信力の高さの活用
  自社ブログ、ブログポータルなどで発信の容易性とアクセス力の高さを利用して
 動画を見せる自社サイトの中に、会社の強み、活動、製品のよさなどを理解しやすく
 するための動画活用は結構進んできているが、この場合の動画は自社サイトのアクセス
 アップの結果である。
 今回の動画へのアクセスアップは、サイトアクセスアップと同様の手法が必要であるが、
 現在の検索技術レベルでは、動画内容からの検索はまだ難しい。そのためには、
 上記のような動画仲間のマス化、タグのなど表示方法の工夫、従来のサイトアクセス
 アップとの連動等を考える必要がありそうである。

②自社のPR動画を公募し、イベントとしての面白さと動画そのもの良質度アップの両面を
ビジネスに活かす。この仕掛けをする企業がある。
飲食店他でこの手法で結構客数が増加したそうであり、話題性が顧客確保になる
業種では、結構、面白いやり方かも。

③動画広告の高まり
Youtubeのアドセンス・フォ・ビデオは、動画の下に広告用のビデオが出てくる場合と
クリックにより広告サイトへ飛ぶ場合がある。同様にアマゾンも開始しているが、いずれも、
B2Cが主であり、中小企業向けのコア技術広告とはチョット違う。
この手法を使って自社の動画を見せる事も可能ではあるが、ニーズを持っている購買、
技術メンバーがこれを活用するか?チョット不明。
 
いずれにしろ、動画活用には、もう少し工夫と努力が必要なようである。

2009.09.05

ちょっと複雑なケースを整理する!

最近、検討会、委員会などに出席していると、結果だけが出てきて、自ずとコメントできるのも、
限定的、自己の経験的範囲となる。これは、ビジネスでも地域活動でも同じ。
ただ、ビジネスの場合は、少なからず、原因と結果、そして関係したプロセスについて、
かなりの議論も出てくるので、概ね、討議の中では、多面的な要素の中で、ヌケがないか?
偏りがないかの意識を強めていれば、全体の方向性は、収束していく。

最近、そのようなシーンで、チョット群盲を、のようなこともあり、今回、自分としても十分こな
しているとは言えないが参考として、一言。

ロジカルシンキング。
一般的には、演繹法と帰納法があるが、コンサルする場合も、問題の性格により、
相手を納得させるには、上手く使い分ける必要があるが更に、議論、課題討議などで、
それなりの対応をするには、チョット硬い言葉で言うと「事象の構造化」が必要である。

発生している、または、発生した事象を洗い出し、それを分類精査して、関係性をつけていく。
このため、ビジネスの世界でも、事象をまず、簡単化するため、色々なセグメント化を勧める。
例えば、
・一般的によく使うには、ツリー構造化
事象をツリー状に整理、関係化していく。

・マーケティングでの3C、4P。
考慮すべき対象を「顧客、競合他社、自社」の3つのカテゴリでアプローチする。
また、製品特性、価格、販売手法、流通チャネルの4つのカテゴリに分類する。

・「財務、顧客、業務、人材他」の4つの視点でその関係性を仕分けしていくBSC
(バランススコアカード)であり、戦略マップ化。複雑なビジネス機能をある程度仕分けし、
相互の関係性が全体の中で、どのような位置づけになっているか、などかなり
有効な手法でもある。

・ビジネス組織をセグメント化する業務プロセス化もある。
ビジョン、戦略、サプライヤー、内部プロセス、など9つほどに視点を分けて事業活動を
整理する。アメリカ生産性品質センターのAPQCが結構良く知られていますが。

全体フレームを幾つかのセグメント、機能などで関係つけていくと言う習慣、志向は結構、
有効です。やりだすと面白い?時には、その過程で、新しい結びつき、創造が生まれる。

更に、この志向が上手く自分になつくと、「論理の構造化?」。上手く相手を納得させる
ための話し方、文書の書き方まで行く。
この辺は、いずれも、場数を踏むこと。

2009.08.29

全ての始まりは自社分析から

今回は、Web活用をテーマとしたセミナーからの話ではあるが、単にWebサイトを中心
とする情報発信だけではなく、社内見直しの必要性を体現してきたS電機㈱のお話です。

少し体系的なアプローチによる全社見直しと具体的な経営課題、業務課題を
明確にすることの重要さ、それをベースとするIT化への取り組み推進。
Webサイト構築は、この流れの結果としての行動として考える必要がある。

その流れをきちんとしながら、実績を上げている企業としてS電機㈱から具体的なお話を聞いた。

S電機㈱は年商約70億円の送風機を組立て製造している260人ほどの企業
です。現場任せ、やや無計画的な活動であったが、全社の見直しをプロジェクト
チームにより、戦略的な課題解決、アプローチにより、「お客様のニーズを製品化
し、1台から短納期でお納めする」と言う経営ビジョンを確立した。

送風機分野では、シェア4割を占め、他者の価格よりも2,3割高い価格、
注文から4日以内での納入。素晴らしいことである。

他社よりも高い価格で売れる、その秘訣は、お客様が必要と思われる送風機
関する情報を的確に提供することとの事。

この実現手法として、
・Beeダッシュプロジェクトによる生産改革化(1人1個流し生産化)
・お客様相談室の開設(相談工房)

顧客の情報が社内活動に反映してないと言う重要課題を抽出し、その実現としての
相談工房の設置は、全社の見直しから課題の明確化、そしてそのための業務プロセス
(体制)の変更、そしてIT化、Webソリューションの適用となる。
更に、Webサイト強化となるのである。Webソリューションを上手く活用している企業は
基本的に、S電機と同じ流れを実施している。

また、S電機の場合は、相談工房、そして、風力の相談工房ともに、直接顧客開拓、
確保のためではない。これは、経営スタンスの違いであり、会社のホームサイト
のコンセプト含めて、明確である。

■ホームサイト⇒お客様(送風機を知っている)の利便性の提供。その1つが技術情報
のダウンロードである。これを実施することでは、会社のノウハウが流出し、経営に
大きな痛手になるのでは?との意見もあったが、現在は14000機種のほとんどの
図面はオープンにしているとのこと。
■風力の相談工房⇒お客様の困りごとの解決のための相談サイト。2名の専属メンバーが
対応しているが、顧客の情報を入手し、営業活動に活用することはしていない。
2000件以上のQA情報が蓄積されている。
■相談工房⇒社内向けの相談であり、顧客からの色々な相談を営業が受け、それを
社内スタッフ、社外専門家が回答する仕組みであり、データベース化され、7000件
ほどの大きな資産となっている。
サイトの立ち位置の明確化。リアルな対応力。

今回は、社内のIT化、Webサイト化には、まずは、全社の理解から課題の明確化が
重要な点であることを理解してもらえれば、と思います。

2009.08.23

ITを理解してくれる経営者

セミナー研究会と何10社もの企業と会うのだが、経営とITを明確な形で推進しようとしている中堅中小企業の
トップは中々、多くない。
まず、IT関連セミナーに社長自ら来て、色々と話をすることが少ない。
今開催している京都のセミナーも60人ほどの参加はあるもの、経営トップに近い方は、10名ほど。

確かに、各社ともに、一応の情報化は進んでいる。しかし、そのベースに、明確な経営戦略を持ち、
社内での活用推進を実行している企業はまだ多くない。

先週も、2社ほどの企業からIT化を中心とする支援を依頼されたが、今回の企業は、話を進めていても、
中々、楽しい。経営戦略とIT化への思いが明確である。
その1つは、5店舗ほど店を持ち、画材などを手広くやっている企業である。IT化もそれなりに実施
してきたが、思うような成果が出ていないので、原点に帰り、中期計画をIT化を中心に、まとめて
行きたいとの思いのようである。
実営業を中心とした現状をWeb化の流れに会う様に、自社を変え、優先順位を決めて、確実な売上げ
アップを図っていく。これが、今回の基本スタンスである。

これらの支援とは別に、IT化を積極的に進めている中小企業の社長に思いと進め方の話を聞きに行く
こともあり、チョッと前にも、チョッと特殊な部品を製造加工している大阪の企業を訪問した。
その企業も当初は、正に町工場のごとき状態であったが、ある大口商談の時に、工場全体の汚さを
理由にキャンセルをされたことがあり、それ以来、3Sの徹底とISOの認証、社員の意識改革を
進めてきた。その時の重要なポイントに、IT化推進による社員のモチベーションアップ、外部への
情報発信の強化があったとのこと。
更には、全社情報化構築のための全社の業務の整理、分析などから業務フローの見直し、
そして全体最適を目指したIT化戦略の策定まで進めてきた。

社長の思いと社員の思いを明確な形とし、実施すべき業務を見直し、それを実現するための
IT化までの実施。
やるべき事をトップの率先した行動をベースに、全員が参加の形で、進めていく。

是非、他の頑張ろうとしている企業もこのような形で進めもらいたいものである。
滋賀でも、京都でも、数10社の参加はあるものの、中々、その姿が見えない。

2009.08.15

国も地域も、低所得生活の如く

地域の疲弊と言われて久しいが、国を含めて、その内実は、ドンドン悪化しているように思える。
ただ、それを地域住民がどれほど認識しているのか?北海道に限らず、滋賀でも同じなのである。

簡単な話し、毎年、数百億円の赤字をだしているのである。収入よりも、遥かに多いお金が出て行く。

家庭のやりくりレベルで、まとめた数字がある。
給料が年間272万円の家庭が、生活費344万円、ローン返済で76万円、家の修繕費で64万円
となっている。これを親からの補助61万円、銀行からの借り入れ87万円、定期解約19万円で、何とか
毎日の生活をやりくりしている言わば、低所得者生活なのである。
これを、多くの行政は、地域のメンバーに知らせてこなかった。
また、多くの住民、関連グループも、無関心の状態であった。

それでも、多くの行政では、危機感がない。
民間企業で、長らく経験したものにとっては、信じられない現況である。
確かに、色々な施策は実行されている。
しかし、赤字状態は、減るどころか増えている。
一般事業のレベルでは、無策と言われる結果である。

では、お前は、これに対して、妙策はあるのか?と言われると「ない」のである。
情けない話であるが、難しい。通常の倒産企業のように、一回、倒産処置をして、
負債をチャラにする方法もあるが??

この妙策?の1つに道州制が良くあがってくる。
小規模事業者よりも、大企業が効率的、新しいビジネス化への資金力があり、事業再生も
可能であるとの論理に近いのでは?

以下のような話もあります。 

例えば、ある州は「厳しい環境規制」「自然の景観保護」「高付加価値の農林水産業」
「クオリティの高い観光サービス業」「外国人観光客への利便性を徹底提供」
「高付加価値な伝統工芸の育成」というような組み合わせで観光立国を目指すのです。
イメージとしては、群馬+長野+岐阜+富山+石川+福井+山梨などという組み合わせ
などが考えられます。農学部や観光業のMBAなどでは全国一の教育体制を敷くだけでなく、
例えば日本の古典文学や伝統工芸などの学習を高校レベルでも必修にするなど、
州の性格に見合った人材を育成することが大事でしょう。
各地方が産業の将来像を描いて、自分たちで「食べてゆく」ようになること、これが地方の活性化
の目的であり、そのようにして地方が活性化しなくては日本全体の経済の成長もあり得ない。

「地方分権化(マネジメントの容易性)と実施規模拡大による実現への容易化」
の論理でしょうか?

でも、過去の企業合併でも同じ論法があったのでは?でも、その多くは、企業文化の違いと言う
眼に見えない壁により失敗しています。
中にいる人をどうつなげるか?の視点も必要なのでは?
最近、各会合に出るたびに思うことです。

2009.08.08

IT活用の起業、創業セミナー編?

チョット前に、起業、創業のセミナーを開催した。
2年前の留学支援会社ラララ・オーストラリアの立ち上げ支援以降、本格的な対応はしていないが、会社時代は、
顧客と上手く連携し、7つほどの会社を立ち上げた。
また、途中、挫折の、断念の事業も、結構あった。

ビジネスモデルシート1枚をベースに30,40件のアイデアをよく眺めたものである。
眺めるだけで、結構モデルの不味さ、不足、などが見えてくる。
それを、顧客にとっての魅力度、自分にとっての魅力度、事業の継続性、実現に向けての課題などで反芻するのも、楽しいものである。

NPOのメンバーと立ち上げた外国人支援の携帯コミュニティ、様々な地域通信会社、ISPの会社などである。
現在も会社機能としては、残っているが、多くは、吸収合併したり、撤退したり、当初頑張ったメンバーも、既に、
いない。80年代からのことを考えれば、当然かもしれないが。

最近は、起業支援の相談メンバーもやっているが、大きな違いが2点。
・アイデアよりも思いつき程度で、事業化出来ないか?と言う安易さが目立つ。
・Webの活用の重要さが益々、必要になっている。

今回は、このWeb活用の視点の重要性を中心に、1時間30分ほど話した。
Web2.0を言われて、5年ほど経つが、一般消費者、企業メンバー含め、購買手段、関連情報収集は、Webが当然の手段、インフラとなっている。
ネット世代と言われる30代、40代前半の人は当然としても、購入をケータイECサイトから当然の如く活用する特に若い女性層、などWebへの関わりの密度が更に高まっている。
しかし、起業、創業でのWeb活用、Webマーケティングへの認識の程度はそれほど高くない。
起業のためのソリューションとして、ITまたはWEBをベースとして事業計画を考えるようであるが、自社の販路開拓として徹底したWebマーケティングを適用している事業案が多くはない。

今回のテーマの大きなポイントは、それをキチンと理解し、意識してもらうことであった。元々、起業、創業で、内容の薄いのが、具体的な営業計画、販路計画である。
まだまだ、自分の商品、製品、サービスは完成すれば、直ぐ、売れるとの思い込みが強いことが多い。
販路コーディネータとしての相談を受けても、社長の思いの悪い意味での思い込みの強さがその製品、商品、サービスの良さを半減させている場合が結構ある。
しかし、単なる米穀販売から高級米としてのブランド化に徹底したWeb化(ブログの徹底)、フィリピンの現地学生を無料電話を活用し、英会話サービスに成功しているベンチャー企業などの成功事例も多くある。

成功している事例からは、
・自分の強みを活かす
・多様なメンバーとの連携
・積極的なネットワーク作り
・熱き思いの継続
・Webの活用
がある。

逆に、失敗の多くの事例では、
・自惚れ、思い込みが強すぎ
・補助金頼りから脱せず
・売ることの無視
・マーケティング不足
・環境変化に対する認識不足
等があるようです。

今回は、学生数人含めて、10数人の参加者であったが、事業計画書作成のスキルよりも、自分の現在暖めているビジネスモデルを上記の基本的な視点から見直してもらえれば?と思っている。

2009.07.31

検索トップの基本は、Webマーケティングの忠実な実行

200908031636202
今年も西洋芙蓉が咲いた。
しかし、年々、花弁が小さく、花の数も少なくなる。残念ですが。

京都でWeb活用のセミナーを開催しているが、福井のメッキ関連会社のS専務からYahoo、
Googleのメッキ検索では、1位もしくは2位を継続しているWeb先進企業としての思い、
仕掛けを色々と聞いた。

まず、1番に感じたのは、極めて忠実なWebマーケティングの実施とその継続力である。

■顧客、自社、競合他社の3Cの点では、
①明確な顧客の設定
⇒ターゲットは、試作、開発部門の技術の方々。B2Bが基本で、B2Cはあくまでもメッキ
職人としてのブランド化への支援と考えている。
購買部門は値切りしか考えないので、駄目との話は、なるほど、、、。

②自社の強みを明確にし、それをサイト構築のポイントとする
⇒トップページの「色彩、硬さ、滑り、防錆、複合、管理」である。
これは、関連メンバーにて、マインドマップ手法にて、洗い出し、リスト化したとのこと。
私の場合は、SWOT分析が主である。マインドマップは、思考を発展をする場合に、活用する。

③他社の分析
⇒これは、PPC関連の説明や参加者のサイト分析の中でも、色々と他社分析のコツ?について
説明があった。
Google検索からの他社把握が主とのこと。
最近は、色々な解析サイト、ツールが出ており、しかもっ無料、その活用もポイントかも?

■Webマーケティングの進め方
2名の専任者含め、キチンとWeb対応をしている。
⇒基本は、戦略化、企画化はS専務を中心に、概ね確定し、設計を製作会社に依頼するとのこと。
まだまだ、多くの中小企業では、製作会社に全てお任せスタイル。これでは、
売れるサイト、検索トップのサイトにはなれない。これを十分認識してもらいたいのだが??
また、サイトの評価をWebコンサル等に検証してもらうとのこと。
運用も、若手2名に清水専務含めた4名で対応する。この運用体制が、正に、この会社の
検索順位トップのベースと思われる。

■Webサイトとリアル営業の両立
⇒ホームページだけに頼るのではなく、直接お客様のもとにお伺いし、お打ち合わせを行うリアル
営業も同時に進行させている。
これに関連して、顧客管理用のデータベースを構築し、その数も2万社になるとのこと。
これをベースにメールによるアプローチも実施。
メールマーケティングは、Webサイトによるマーケティング世折も効果はあるようである。
⇒FM福井やプレスリリースの活用も積極鉄器に実施(これは、B2Bの場合、結構有効)

■サイト力アップ
以下の対応をしている。
⇒問い合わせのデータ管理。技術力アップとPR化。メッキ百科事典化?
⇒業界初のISO9001、ISO14001、ISMSの3規格取得。顧客への信頼度アップを図っている。
⇒社員含めたブログ発信
⇒PPC広告対応、SEO対応
想定したキーワードは5800個ほどとのこと。一般的に2000個以上考えるのが、望ましいよう
であるが、かなり多い。現在、費用面もあり、Googleのみとのこと。
⇒関連サイトの構築
めっき緊急レスキュー隊他4サイトも充実

■サイトのアクセスアップきっかけと継続のポイント
現在のサイトが4回目とのことであるが、強みを明確にし、キチンと文章化することににより、
技術屋向けサイトとして安定したことによるとのこと。
また、上位継続の大きな要素はブログによるコンテンツ更新が毎日、行われているからとのこと。

やはり、3C(自社、顧客、競合他社)の実施と毎日の運用力が重要である。

2009.07.25

地域でのスキルアップ支援への疑問

失業者が7%近くまで、拡大する中、国の色々な雇用開発施策が出てきている。
しかし、国のお金を出せば済む(多くの官僚はそう考えているようであるが?)と言う問題ではなく、如何に、このような動きを地域の中で、定着、実施させるか?の課題は、後回しのようである。

私のNPOでも、そのような動きに対して、チョット頑張れないか?と先週、色々と企画を考えた。
緊急雇用のための離職者支援スキルアップ事業である。

1)テーマ
インターネット拡大によるビジネス環境の変化に対応するため、IT及びWebソリューション
の活用をベースとした組織管理能力アップと新しい業種業態へのeビジネスの企画、立案
が出来る能力を養う。

2)講座内容
以下の6カテゴリ(各カテゴリ別に6講座あり)を各108時間実施します。
①IT活用技術(コンピュータ概要、計数管理、情報システム全般)
  コンピュータ概要、ドキュメント作成技術、計数管理、インターネット概要、情報システム全般
②インターネットビジネス(技術概論、Webサイト作成)
  インターネット技術、ビジネス概要、Webサイト概要、企画提案、作成技法
③Webマーケティング(マーケティング概要、Web手法、ケーススタディ)
  マーケティング概要、Webマーケティング、手法、展開、ケーススタディ
④組織能力開発(組織管理、強化手法、内部統制概論)
  組織管理、強化手法、情報スキル標準化、内部統制、システム監査
⑤eビジネス経営管理(財務、税務分析、投資計画、法務関連、システム監査)
  人事管理、財務分析、キャッシュフロー会計、投資計画、ビジネス法務、知的財産
⑥eビジネス経営戦略(企業経営、IT経営化、経営戦略策定、事例研究)
  企業経営、IT経営概論、経営戦略、事例研究
等が主たる講座である。

教材は、講師指定もしくは、講師作成資料により実施する。
自分で、カリキュラムを作ってみたが、中々に、大変??であることがわかった。

3)講座時間
平日10時から17時まで(昼1時間あり)
1講座は概ね18時間(3日)であり、これをベースに講座組立てを実施
平日内であれば、講師都合で、カリキュラムは組めます。土、日は駄目。

4)本事業開始
本年10月から来年3月までの6ヶ月間(その後、2年間継続予定)

5)場所
大津駅前の教室

6)その他
具体的な講座調整他はこちらの事務局メンバーが行う。

出来れば、この企画をベースに、離職中の30代から40代の方には、是非、頑張ってもらいたいと思ったが、
講師に応募する人が少なく、十分な講義が出来ないことが判明した。
私自身にしても、⑤の対応は、チョット厳しい。
結局、企画案提案は、見送り、次の10月の同種応募に頑張って?再提案をすることとなった。

多分、このような企画内容を提案できる企業、NPO法人、学校などを極めて少ないのでは?と思う。
金は用意するが、その実現までの手法は、何処か?頑張る組織にやらせる?と言う施策は何処か甘く、
可笑しい。
また、私自身、アクティブなシニアの積極的な応募、参加を期待したが、全くの無反応状態。
年金もらって、好きなことが出来ればよいのか?過去の他の事業例を見ても、極めて、このような
活動への参加が少ない。
嘆くべきか?無理なことと諦めるべきか?

2009.07.17

あるWeb製作会社社長の悩み!

20090717173304
ユリが咲き誇ってます。
よい香りがしてきます。


今週は、久しぶりの風邪ひき。セミナー講師、企業対応、委員会参加、ようやく1週間終わり!!
お陰で東京出張も延期?元気は有り難い。


京都の企業が10数社集り、マーケティング研究会を毎月開催している。
今年のテーマは、「自社営業戦略」の深堀。毎回、自社の経営について、発表し、参加者からのコメントから、自社への気付きをもらう。
今回は、数10名ほどのメンバーで、Web製作会社を10数年続けている会社社長からのお話。
Webビジネスの実情が聞けて、中々、面白い討議となった。

■この会社の特色
・企画、設計、デザイン、保守までを一貫して対応している。
・対応業種を絞らず、全方位的な展開(企業向けも製造から流通、サービスまで、自治体向けも)
・売上げの1/3がメインテナンスである。

■社長の悩み
・社員の性向がデザイン力アップにあり、職人的な集団となっている。
・転職が多く、会社としての技術蓄積が図れない。
・営業力の不足(現状では、社長がほとんどの商談発掘をしている)
・Web関連技術の速さに対応できていない。
・自社のIT化がほとんど進んでいない。

■顧客との関係
・多くの企業が安い指値で、依頼してくる。
・Webサイト構築のための自社内分析が出来ない、出来ていない。
・Webサイト構築が直ぐに、売上げアップになると思っている経営者が多い。
等など
この点は、今回の参加企業にとっても、耳の痛い話のようである。

■今後への思い
・Web戦略から運用、保守まで対応出来るITコンサルティング企業を目指したい。
ただ、会社規模を大きくすると言うことではなく、京都の地元企業に密着し、企画から構築、保守の総合対応が出来ること。
・京都の文化を発信していくお手伝いもしたい。
既に、幾つかの実績も出ています。

今回の討議の中でも、ITは中々難しい?本格的なWebサイト構築は、まだまだ、と言われる経営者もおられた。
しかし、ケータイサイトからの買い物、企業購買者のWebでの情報収集と見積依頼など、ITが難しい?Webが分からない?と言って、済まされる時代ではないのも確かである。

参加していた小瓶販売の50代の女性経営者も、商売のほとんどは、楽天、ヤフーからの注文と仰っていた。
実感ある言葉である。
是非、今回の討議をベースに、積極的なWebマーケティングを進めてもらいたいものである。

2009.07.10

生産管理システム、頑張る企業とは!!

滋賀での生産管理テーマの研究会も4回目となった。

今回のテーマは、オリジナル生産管理システム開発と活用の取り組み。
基幹システムのほとんどを4名の室員で、自社開発した先進企業の推進者の方から2時
間ほど、色々とお話を聞き、かなり活発な質疑ともなった。
①会社概要
売り上げ52億円、従業員252名の油圧シリンダー製造の会社である。業界では、シ
ェアー2位を占めているとのこと。
以前は、大口顧客対応を中心としていたが、環境変化に合わせ、小口顧客をベースに短
納期化を図るという経営方針の大転換を実施した。当然、生産管理を中心とした基幹シ
ステムも再構築を進めた。
②システム概要
情報システム室長の構築上の基本コンセプトは、
・全体最適を考え、目標を明確にする。
・システム化効果の大きいサブシステムから優先順位をつけて、実施。
・自社開発を基本として、ものと情報の流れを一体化して、考える。
  パッケージは過去の失敗から使わない。
③サブシステム
・CAD/CAMシステム化
カスタマイズの容易性とサポート力の点で、CADSUPERで構築。これにより、W
ebでの顧客からの自動設計が容易に出来るシステム化が出来た。⇒Webでの強み
・Web化
3Dも含めた自動設計配信システム化を実現。顧客への情報提供と同時に、社内での製
造までのリードタイム短縮化を図った。
・工程管理システム化
販売管理システムとの連動、図面管理と部品表のリアルな連携、在庫管理との連動、原
価精度のアップ化など従来納期短縮、社内管理の面で、課題であった点の解決を図った。
・設計ワークフローシステム
標準品は、Webからの直接指示も含めて、自動作図から加工、組立て指示が出るが、
特殊品は、営業と設計部門での見積仕様関連での情報の共有化、負荷状態の認識、図面
作成の進捗管理などが必要である。このため、上司の決裁化より、設計のスピード化を
基本としたワークフローの実現を図った。
④成果と反省
これらのシステム化を優先順位をつけながら、7年ほどで、ERPレベルまで仕上げて
いる。
約4万社に及ぶ個別小口オーダーについては、現在1日で可能となった。当初の短納期
対応は十分実現できたと思われる。
室長からも後半に話があったが、営業支援システム化での納期のあおり、未売り上げオ
ーダーの明細化などは、営業メンバーからかなりの抵抗があり、活用までいたらず、同
様に、社外クレームシステムも品質部門からデータの精度の悪さから活用できないとの
不満などシステム部門が現場のニーズを十分把握せず、構築したシステムも出てきてお
り、反省しているとのこと。
⑤総括
今回のシステム構築は、全員で、4名のメンバーが逐次構築して来たとのこと。また、
年間のシステム関連費用の売上げ全体に占める比率も一般製造業の半分程度である。
人と費用の不足を嘆く情報システム部門も多いが、今回の事例は、全体をキチンと抑え
、優先順位を明確にして、中期的なアプローチをしていけば、かなりの成果の出る好例
では、ないかと思う。

2009.07.04

Web戦略化(その2)

200907031355252


先週、京都で活躍した思想家、教育家の石門心学創始者石田梅岩の話を聞いた。商業活動における営利追求を肯定しながらも、勤勉、倹約、正直、質素で、人の本分を尽くすことが、自分の平安、家族の幸福に大きく貢献すると言う教えは、昨今の実情と考え合わせると、納得のいくものである。

さて、今回は、前回の「Web戦略化」の後半である。

■Web設計フェーズ
①サイトマップ
  コンテンツ企画に沿ったマップ化を実施する。自社意識化、相互の情報野つながり、含めてSEO面でも、重要
②標準機能
  セキュリティ、認証、(決済機能)について、提供する。
  □セキュリティ
  □認証
  (□決済)
③各サービス設計
 設計においては、以下の点の注意が必要である。
・情報メンテナンスの分担とその周期の明確化
・画面構成の統一
  基本はトップページの構成に順ずる。
④設計の流れ
・サイトマップからページ分け、タイトル、見出し作成
  ページタイトル、見出し、リンクテキスト   
・サイトマップに設計内容を書き込む
  ページ見出し、概要 
・ナビゲーションの確認
  グローバルメニュー、フッターメニュー、各リンク
・コンテンツ内容からページレイアウトの設定

Webマーケティングのコアは、コンテンツである。そのために、以下のポイントを開発の中で、
キチンとフォロー出来ている必要がある。
①「顧客が求める情報」をキチンと提供できる事
   当社Webサイトを訪れた顧客の目的は?
   始めの7秒で、キチンと「当社の思い、技術、サービス」を読み取ってもらう
②専門性と信頼感が確立できること。
   お客の声、実績、取引先、修得資格、スタッフのプロフィル
   他社を正確に、認識し、差別化が明確である。
③商品、技術情報については、文書で、キチンと書くこと。
   イメージ、画像は文章の理解の手助けであり、主体ではない。
④サイト全体のイメージがスマート
   素人的画面では、基本的に、信頼性が低くなる。
⑤売込みが目立つサイトは嫌われる。
  顧客は、その商品、サービスを直ぐに買うために訪問しているのではない。
  まずは、自分で、納得するための情報収集であり、その後、購入フェーズになる。
  導入フェーズの意識と購入フェーズの意識の違いをサイト内にて、キチンと対応の事。

■運用管理フェーズ
運営管理と合わせ、担当部門のキチンとしたフォローが必要となる。
「運用メンバ(運用ルール含む)+Web関連の専門家」が望ましい運用体制。
①フェーズ毎のWeb管理
 顧客データ管理と「Webサイト、メルマガ、ブログ」による効率的顧客開発施策の実施
 □集客フェーズ
  ・Webサイト(日次管理の各コンテンツ)    ・メルマガ(顧客アドレス確保)
  ・ブログ(トラックバック、RSS活用)  ・動画活用
 □見込み客フェーズ
  ・Webサイト(資料請求、見積書提出フォロー)   ・メルマガ(お礼など個別フォロー徹底)
  ・ブログ(コンテンツ管理の徹底) ・LPO実施
 □お客様化
  ・Webサイト(最新情報提供、客の声アップ)    ・メルマガ(お礼など個別フォロー徹底)
  ・ブログ(コンテンツ管理の徹底。クロスセル、アップセルの適用) 
②コンテンツ管理
  コンテンツDBの構築による運用管理を行う。
  □プロジェクト管理
  □コンテンツ管理(版数管理、Web素材の共有化)
  □テンプレート管理(情報の更新、編集)
  □ページ管理
  □インデックス管理
  □配信管理(作業通知、承認作業)
  □ワークスペース管理
  □ワークフロー管理
  □ユーザ管理
③システム性能、機能監視
  画面のレスポンスを中心に、顧客ストレス改善を進める。
  システム全体のレベルアップ、アウトソーシング含めた運用体制の見直し
  SEOの実施⇒開発時点の画面設計に関る
④システムのセキュリティ監視
  ネット、コンテンツ、業務面での、監視が必要となる。  

■Web運営管理フェーズ
運用フェーズが内部的管理が主であったに比して、Webマーケティングの効果推進と分析を行う。
①目標数字に対する管理
  訪問顧客数、PV数、問い合わせ(資料請求含む)数などの設定
②サイトのアクセス分析
  アクセスログ分析は定期的に実施
  訪問者の動きを分析(滞留が短い場合は、そのコンテンツに興味なし)。アクセスの多い
  コンテンツの把握とアップのための仕掛けは?
 各部門のデータ(営業情報、商品情報、等)との連動によるサイトコンテンツのアップ  
③ナビゲーション分析
  訪問者は必ずしも、トップページからは来ない?どうしても見せたいコンテンツへの誘導、
  途中で迷子、袋小路に入らないための工夫が必要。
④モニタリング
  当初目標数などとの差異についてのフォロー
⑤個人情報保護法対策
  社内ルールの確立。
各フェーズでの、結果をベースに、PDCAとしての改善ループを短期のサイクルで実施する事が最大のポイント。

これまでのポイントを再確認して、是非、売れるWebサイト構築をお願いしたい。

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