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2006年7月29日

2006.07.29

ある頑張っている会社の話から

IPOにより、数百億円の資金調達が出来た、一挙に売上が数倍にアップ等華々しい話がIT企業、金融関連企業で、あるのに比して、一般ものづくり企業の話は、相対的に地味である。しかし、人が明確に出ており、人の手が見えるという点では、非常に、面白くまた、頑張るという言葉が正に使える世界であり、自分の頑張りも励まされる事も多々ある。
チョット頑張っている製造業の社長の話を聞いた。
メモにて、同期の取れた部分にのみで失礼します。

■ベンチャー的に、事業を始めると、ニッチな事業エリアでのビジネス展開に夫々の工夫がいる。
まず、会社のリソースを全面シフトさせねばならないため、出来る限り勝つ確立の高い商品作りが必要。やはり、最大のテーマは、マーケティングの徹底実施。
自社の強み認識とその強みを活かせるニーズの高い事業分野の設定が全て。相対的に当たり前の技術の組み合わせでも、先行型で、結構頑張れる。

■次のステップは、そのままでは、ニッチとしての市場のままであるから、やがて、縮退化する。
更なるニーズの高い事業分野を検知し、自社の強みから外れない分野への展開。ここでも、やはり徹底したマーケティングの実施。

中小の製造業のコンサルでは、会社が伸びつつある所は、この次のステップでの対処の仕方に、概ね違いがあるようである。初期フェーズでは、結構、運のよさも加味され、成功事例は多い。しかし、問題は、その後、発展である。まず、守勢に入った会社は、そのまま、縮退していく。そして、二番煎じの展開も結果は同じ。やがて、売れなくなり、消えていく運命となる。

蛇足ながら、現状の日本製造業の最大の強さは、部品、材料産業の圧倒的な製品力と供給能力の高さである。
そして、ものづくり人材の豊富さと技術の高さであった。この維持を如何に保ち、発展させて行くか?
繊維産業に見られるように、日本の強みであった「中間工程」を単純に、人件費が安いと言うだけで、中国他へ出した結果はどうなったか?既に結果は出ている。
製造業も、その方向ではあるが、最近の国内回帰へが本格的となれば、まだ、日本も、生き残れるかも?
余談になるが、電機産業は韓国他の有力会社に追い詰められつつあるとの事。その事実が売上利益率の違いであろう。
日本メーカの殆どは、2から3%程度であるが、他社は、10%程度もしくは、それ以上の会社が多い。その結果が、半導体、液晶、プラズマのような莫大な設備投資が必要な分野での、立ち遅れである。あと数年で、世界の電機産業から日本は、2番手グループに脱落と言う記事があった。近い将来かなり精度の高い予測かもしれない。

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