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2007年11月3日

2007.11.03

Web2.0更なる拡大へ

今、Web2.0をベースとする研究会を開催している。
本日は、その開催の趣旨を理解してもらいたいと思います。

Web2.0が世間を騒がし始めて2年チョット。
しかし、その実態理解とビジネスへの活用を真剣に、考えている企業は少ない。
中堅中小企業でも同様です。
Web2.0の概況とその活用事例を中心に、その凄さを理解してもらえばと思います。
Web20maps

■Web2.0って
まずは、Youtubeの画像サイトで見てもらいましょう。
検索で、「Wii for All」なる映像を見てもらうと、、、、、。
これは、任天堂がゲーム機Wiiのためのコマーシャル映像をYoutubeに
11ヶ月前に投稿したもの。
・・・本映像の再生回数 約200万回
・・・この映像に触発されてWiiをテーマの投稿映像 約16万テーマ
・・・この1つである「Baby laughing at the Wii」再生回数  440万回
多分、数千万の人々にWiiは見られたのです。

ユーザの積極的な参加、タグ、コメント、ソーシャルタグ化などの仕掛け、
仲間を集めるオープン性、など
Web2.0を体感させる事例ですね。また、これって誰でも出来る仕掛けでは。

チョット固く行くと、Web2.0とは?
ネット上の不特定多数の人や企業を能動的な発信者と認めて、積極的に巻き込
んで行くための技術やサービス開発の取り組みの総称
⇒O’reilly MediaのTim O’reilly が提唱。What is Web2.0
http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/tim/news/2005/09/30/what-is-web-20.html
その基本は、
①ウェブのプラットフォーム化を目指す。
②集合知の活用(ユーザー参加によるサービス全体のアップ)      
  アマゾンのレビュー、eBayのユーザ評価、Wikipediaの拡大
③データが全てのサービスの基本(インテルインサイド)
  ユーザーの参加(ブログ、SNSなど)と協力者によるサービスの向上
④ソフトウェアはパッケージからサービスへ
  Salesforce.comが好例
⑤開発の手軽さ、期間の短さを主体としたプログラミングモデル
  WebAPI、Mashup、などによる新規サービスの開発
⑥リッチインターフェイス
  GoogleMapsの活用をベースとするAjax化
⑦多様なデバイス上で動作可能なソフトウェア
   パソコンから携帯電話、iPOD、などへ

■Web2.0的サービス
②③と④~⑥がビジネスとしての面白さがあり、そのポイントを簡単に一言、二言。
・ソーシャルメディアへの展開
ブログは既に、1つの社会的コメントの立場となり、有力なブロガーの記事、多数の
同様の記事は、見える世論となっています。SNS、ブログなどのコミュニティは
現代版口コミであり、

化粧品コミュニティ「@cosme」を化粧品メーカは無視できません。
「ベネッセウィメンズパーク」は新しい女性コミュニティを創り出しています。
「空想生活」では、ここから消費者の要望に沿った製品を輩出しています。

多く中小企業経営者は、まだ、ブログ、SNS、コミュニティサイトの持つ影響力を
理解していません。先ほどのYoutubeの事例を単なる面白いものと見るか?
自社でも、何か使えないか?この意識の差が会社発展の差になるのでは。

因みに、富山のTシャツメーカである「㈱レスター」はIT百選優秀企業ですが、
SNS、ブログ、ソーシャルブックマークを徹底活用し、好業績をあげています。

また、RSS(XML形式で標準化されたWebサイトの要約情報。記事のタイトル、
要約、更新日、記事の作者など)を活用した広告、個人向け配信情報は、新しい
広告手法としても、サービスビジネスとして有力です。発信力の高いRSSに
音声、画像を組み合わせた口コミ的波及力はサイトのバリューチェーン化を進め、
「Wii for All」のような爆発力を発揮します。

・Mashupからソーシャルアプリケーションへの進展
最近、Googleの地図があちこちのサイトで使われていることに気付きませんか?
これは、Googleが無償で、地図データを提供しているからです。このように、
他のサイトデータを上手くアレンジして、自社のサービスを提供することを
Mashupと呼びます。
出張JAWS、旅魂(たびたま)、子育てMAPなどチョット見てください。

一度ここ(http://www.programmableweb.com/)も覗いて下さい。
アイデアがあれば、自社サービスも、10日ほどで、提供出来ます。

ビジネス的には更に、進歩しています。データ活用からアプリケーションの活用へ。
誰かが作ったアプリケーションを皆で、使おうとする動きが盛んです。
 Salesforce.comのAppExchange
 NING(http://documentation.ning.com/sections/basics.php)
 FacebookPlatform(http://developers.facebook.com/)
皆の智慧を活用し、自社も、更に拡大出来る、、、世界が出来つつあります。

・注目のSaas(Software as a Service)
今年から企業の業績アップのITソリューションとして、経済産業省が注目して
いるのが、Saasです。④の実現ですね。
一連の業務アプリケーションをプロバイダーがWebサービスするものですが、
各社毎のカスタマイズが出来ます。数人のSOHO企業から数千人の大企業までの
対応が可能であり、京都のある企業も好事例として、紹介されています。
Salesforce、Netsuiteが頑張っています。

Tim O’reillyも、Web2.0成熟度モデルなるものを言っていますが、
今後は、「オンラインでの本質的な価値を生み出すアプリケーション」が更なる
拡大を示すのでは。利用者側としても、このアプリケーションを活用し、更なる
事業拡大を目指して欲しいと思います。

■最後に
数年前に、以下のサイトにアクセスしました。
The Cluetrain Manifesto:The End of Business as Usual(1999)
http://www.cluetrain.com/book/95-theses.html
インターネットの発展に対する企業の基本的な取り組みについて
95ヶ条について提起しています。

72条 わたしたちは、この新しい市場をますます好きになっていく。
          実際、わたしたちがこの市場を創っている。

是非、中堅中小企業はWeb2.0でも、頑張ってもらいたい。

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