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2008年2月9日

2008.02.09

Saas使う側からのコメント

Saasの概要については、既に、数回書いているので、今回は、Saas活用度200%?のある社長から、お聞きしたことを中心に、Saas対応について少し、コメント。
最近の経済産業省他の発言を見ても、中堅中小企業の活性化、そして、そのためのITの活用はかなりの重要度を帯びてきているようである。
ただ、その対象となる企業経営者での認識の浅さは、何回も述べているものの、心配である。

その会社は、10数名の「街の工事屋さん」(と社長は言っている、正に、これが、経営コンセプトでもある)。
Saasへ行き着くまでには、前記の「街の皆さんに応えられる」対応力を如何に、自社のものとするか?
への試行錯誤であったようである。
雨漏り、水漏れなど直ぐに、訪問し、職人さんを現場へ連れて行く素早さ、1人が受け持つのが、1日でも5,6件というこまめな対応など、正に、ご近所の工事屋さんである。
このスピードとその会社の業務に合った営業対応のソフトがないか?このため、色々と捜したが、結局、十分な機能を持ったソフト無かったが、Salesforceに出会ったとの事。
では、PR文句通り、直ぐに、サービスを受けて、そのまま、動いたのか?
最終的に動いたのは、約5ヶ月後。
その間、社長は遊んでいたわけではない。
前回も、コメントした以下の3点を自分で進めた。

①業務プロセスの設計支援(各業務をSaasサービス化するためのプロセう分析と設計(要件定義書相当))
②既存システムとの連携(データ移行、データ連携、既存アプリケーションとの連携。プロセス実現に合わせたアプリの組み合わせ設計)   
③導入、定着支援(カスタマイズ支援、ユーザ教育)

自社の仕事に合った各画面作りと必要機能の洗い出しを仕事の合間を見ながら、進めた。
この経過の話で、2つのことが明確になった。

①Saasは万能ではない。自分たちの仕事に合う様にするためには、開発のためのITスキルも少し必要であるが、自分たちの仕事をIT化するための粘り強い行動力が必要。
社長の感覚では、このコアメンバー1名に対して、HTMLが書ける程度のスタッフが2名ほどは必要との事。
②①の顧客側の要望にあうための柔軟度の高いシステム作りが出来ていないと、中々、顧客要望に応えられるサービス提供とはならない。
Salesforceの造りはこれに応えるだけの完成度があるということ。もし、Saasサービスをプロバイダーとして、考えているベンダーは、この認識が重要である。この社長も、この点を評価していた。
自分の思い込みをシステム化するだけでは、多分、Saasとしては、認めてもらえない。
あらゆる活用シーンを想定して、そのシーンに対応できるシステム構造が必要となる。

Saasは中小企業活性化の有力なツールではあるが、それを具体的なフィールドで、活用してもらうのは、「コアメンバー+スタッフ2名」と言う社長の言葉を、是非、キチンと認識してもらう必要があります。

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