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2008年2月22日

2008.02.22

1つの事業を立ち上げると言うことは!!

IT活用で新しい事業を作り上げた話を聞いた。
市場の的確な読み、それを事業化するための頑張り。正に、IT経営と呼べる事例である。

その事業は、デリバリー、持ち帰りを基本とする中食と呼ぶ分野。我々が、店舗で食事をすることを外食と呼ぶ。
最近のメディアにも、取り上げられているが、外食産業は過当競争の上に、全体が減少傾向にある。
これに対して、デリバリー市場は年率10%の伸びを示す有望なビジネスの場である。
しかも、凄いのは、今回の経営者は「女性の社会進出、世帯あたりの人口減少」から、この中食市場が絶対に伸びると10年前に予測していた。

ビジネスモデルにも、色々な工夫がある。
当時は一般的であった各家庭へのチラシによる効果がかなり低下していることを認識し、全面的なIT化によるビジネスモデル化を推進した。
デリバリー総合サイトの構築である。
加盟店は新たなる顧客層の開拓、販促費のコストダウン、レピートのしやすさなどのメリットが得られるし、顧客は色々なお店がパソコンで選べ、待ち時間などが分かるなどのメリットがある。
現在、128万の登録者と約7600加盟店を持つ1大サイトを形成している。

しかし、0からのスタートで、無名の会社が如何にこの加盟店、登録者を獲得できたのであろうか?

加盟店確保のポイントは全国チェーン店との提携。これら有力チェーン店を前記のメリットを説明しながら、1グループ毎に説得して行ったとの事。現在は、このコアの店に、もともとの狙いである、各地域のお店が参加する形となっている。加盟店が増えるに従い、会員数も増えたとの事であるが、これには、Web2.0のよさを活用したようである。アフィリエイト、SNS的な口コミ活用、などである。
また、注文対応のスピード、正確性、などを確保するため、各店には手間を掛けないシステム化も実施している。
(昔、同様のシステム化を大手商社が目指し、資金に任せ、各店にパソコンを持ち込み、大失敗をしたとのこと)
この辺は、Amazon,Yahooなど消費者向けに色々な工夫をして、加入者を拡大させて行ったプロセスに似ている。早い時期での顧客サービスセンターの設置もそれである。
4年間の赤字続きをよく乗り切ったと思う。

最後にこれを実行し、良好な事業として、定着させたのは、若い女性である。ただ、感服。
最近やや軽薄の感があるIT起業の人には、是非、この根性と事業への思いを知っていもらいたい。

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