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2009年8月29日

2009.08.29

全ての始まりは自社分析から

今回は、Web活用をテーマとしたセミナーからの話ではあるが、単にWebサイトを中心
とする情報発信だけではなく、社内見直しの必要性を体現してきたS電機㈱のお話です。

少し体系的なアプローチによる全社見直しと具体的な経営課題、業務課題を
明確にすることの重要さ、それをベースとするIT化への取り組み推進。
Webサイト構築は、この流れの結果としての行動として考える必要がある。

その流れをきちんとしながら、実績を上げている企業としてS電機㈱から具体的なお話を聞いた。

S電機㈱は年商約70億円の送風機を組立て製造している260人ほどの企業
です。現場任せ、やや無計画的な活動であったが、全社の見直しをプロジェクト
チームにより、戦略的な課題解決、アプローチにより、「お客様のニーズを製品化
し、1台から短納期でお納めする」と言う経営ビジョンを確立した。

送風機分野では、シェア4割を占め、他者の価格よりも2,3割高い価格、
注文から4日以内での納入。素晴らしいことである。

他社よりも高い価格で売れる、その秘訣は、お客様が必要と思われる送風機
関する情報を的確に提供することとの事。

この実現手法として、
・Beeダッシュプロジェクトによる生産改革化(1人1個流し生産化)
・お客様相談室の開設(相談工房)

顧客の情報が社内活動に反映してないと言う重要課題を抽出し、その実現としての
相談工房の設置は、全社の見直しから課題の明確化、そしてそのための業務プロセス
(体制)の変更、そしてIT化、Webソリューションの適用となる。
更に、Webサイト強化となるのである。Webソリューションを上手く活用している企業は
基本的に、S電機と同じ流れを実施している。

また、S電機の場合は、相談工房、そして、風力の相談工房ともに、直接顧客開拓、
確保のためではない。これは、経営スタンスの違いであり、会社のホームサイト
のコンセプト含めて、明確である。

■ホームサイト⇒お客様(送風機を知っている)の利便性の提供。その1つが技術情報
のダウンロードである。これを実施することでは、会社のノウハウが流出し、経営に
大きな痛手になるのでは?との意見もあったが、現在は14000機種のほとんどの
図面はオープンにしているとのこと。
■風力の相談工房⇒お客様の困りごとの解決のための相談サイト。2名の専属メンバーが
対応しているが、顧客の情報を入手し、営業活動に活用することはしていない。
2000件以上のQA情報が蓄積されている。
■相談工房⇒社内向けの相談であり、顧客からの色々な相談を営業が受け、それを
社内スタッフ、社外専門家が回答する仕組みであり、データベース化され、7000件
ほどの大きな資産となっている。
サイトの立ち位置の明確化。リアルな対応力。

今回は、社内のIT化、Webサイト化には、まずは、全社の理解から課題の明確化が
重要な点であることを理解してもらえれば、と思います。

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