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2009年12月12日

2009.12.12

技術の進化は新市場を広げる

印刷市場は、かなりの縮退を見せており、かなり厳しい業種、業界である。
しかし、プリント技術の進歩と印刷へのニーズの変化(印刷の品質よりも時間的な即応性、多様化する
印刷物への要望、少量で早く、そこそこきれいな仕上がり、等)は、プリント・オン・デマンド市場なる
従来の印刷業界とは違う世界を作りつつある。
印刷に関連するメンバーも、
そのプリント・オン・デマンド(POD)市場の印刷市場でのあり方では、
①年率10%以上の魅力的な市場
②PODの特性を活かしたFC店舗作り
 システム化されたサポート、総合印刷サービス、料金体系の明確化
③個人の趣味嗜好を重視したマーケティング、販促活動が主流となる
④営業マンの意識改革の難しさ(大量受注⇒小量短納期)
⑤ハイブリッドワークフロー化(オフセットとの使い分け)と付帯サービスの強化
 ⇒明確なマーケティング戦略が重要となる。
⑥印刷品質の差異化
⑦従来のオフセット印刷の代替では、適用分野が限られる。
⑧POD市場を押し上げたJOB例
  学習参考書、インターネットフォトアルバム、エリアマーケティング
等、様々な変化への期待、やや恐れ?を示している。
即ち、
・市場の再定義
  新しい業種(誰にでも出来る印刷。熟練工不要、小規模投資)としての捉え方
     ↓
 低くなる参入障壁に対する付加価値のアップ化?
・印刷力+α(自社ビジネスモデル化)
  自社ビジネスの拡大(従来の卒業アルバムに個人的時間要素を入れる)
が必要と考えているのである。 

私の経験でも、ネットワークの高速化とWebの進化により、従来のネットワークやその関連サービスの
進化と拡大の速さで、当初のビジネスモデルが急速に縮退していく現場に居合わせ、痛い目にあった
記憶がよみがえる。顧客ニーズの強さと速さは、ある点を越えると、そのために対応準備していた企業
以外は、ドンドン振り落とされていく。明確な市場淘汰の原理が働くようである。

PODの市場も、専門家は、せいぜい現在のオフセット市場の3割ぐらいを占めていくのでは、との
話があるが、個人的な感覚のレベルでは、かなりオフセットの従来の市場が塗り変わっていくような
気がする。

今回、マーケティング研究会では、このテーマで討議したが、印刷関連企業では、その危機意識は
少ない。まだまだ、従来のオフセット印刷を主体とした顧客拡大が主となっている。
如何に、顧客の深堀をし、縮退していく市場の中で、そのパイを取って行くか?
経営者としては、難しい局面である。
そのままで結局、そこそこの事業として残っているか、新市場の流れに乗り、成功者として残っているか?
少し長い眼で、この結果を見て行きたい。

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