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2010年1月3日

2010.01.03

ミステリの面白さ

今年も、既に、3日となった。

今年、早々の当家の話題は、
・6年目にして初めて、金魚が子供を産んだこと。その金魚も、鮒に近い大きさであるが。
・猫がまた1匹増えたこと。まだ、半分、野良猫状態ではあるが。
まずは、めでたいことである。

毎年の実現目標を掲げてきたが、その中で、毎年、実行できないのが、ミステリの創作である。
昨年の3つの大テーマの2つは、順調に進んだが。
しかし、ミステリを読むことだけは、結構、頑張ってきた。
既に、数百冊は?読んだかも。
宮部みゆき、乃南アサ、村上龍、歌野晶午、桐野夏生、ジョン・アボット、福井晴敏、黒川博行 など

作者のキャラと登場人物の照らし合わせがまた、面白い。
①凍える牙
 優秀な刑事ではあるが、女として、妻としては、生きれない人。対極の胡散臭いおっさん刑事との
辛らつな関係。
狼犬と言う殺人犯人を登場させ、殺人を2つの流れで並行して流す。
ポイントは女刑事とおっさん刑事の心のつながりまでの描写か?

②火車
 突然失踪した婚約者の捜索を頼まれた元刑事。だが、徹底的にその痕跡を消していく女に
不信な影を察知する。やがてカード破産者として、やくざに追われるその姿が浮かんでくる。
自分の保身のため、次々と乗り換えるべき相手を探す女。
主役が最後に現れると言う流れが、やくざ、拉致、自己破産という非日常性を際立たせる
基本は人探しであるが、登場人物の書き込みと展開の意外性が凄い。
かなり書き込まないとちょっと書けない。

③魔術はささやく
何気ない事故?が実は、すべて、強力な自己催眠によって実行された。
男を手玉にとり、金をむしり取ってきた女たち。主人公の高校生の行動を流れとして、殺される女たちの
こころの動きを上手く書き込んでいる。
単なる事件の描写と女たちの騙しの描写から次第に事件性を主とした流れとしていく、読み手にとっての
意外性が大きい。

結構、気に入っている。

いずれも、
■読者に読み取れない流れ作り
  次に何が起こるのか?全貌を掴ませない流れ
■ストリーは描写により、流す。大半は説明になる。
   ⇒かなりの描写力が問われる
■中核のテーマはなにか?
   宮部みゆきのは社会問題を扱っているが、基本は愛である。
   社会問題をテーマにするのもよいが、素材として、背景化するのも有効
■キチンとした構成力
   メインの謎、それを際立たせる挿入的事件、イベント
   謎を追う中での、次の隠された謎の出現とそれによる新たなるクライマックス
   何個かの謎の流れを作り、順次それにスポットを充てていく。
■細部の描写(脇役、関連エピソードの挿入)   
そのほかにも、
④慟哭
幼女殺人を追うキャリア課長。
最後には自分の娘をころされて、不倫と罪の衝撃で精神を病み、新興宗教にのめりこむその男。
やがて、黒魔術にその安寧を見出した男はやがて幼女殺人を自らも犯す。
警察機構と幼女殺人のダブりがミックスし、我々も驚愕の結果を知る。

⑤葉桜の木の下で
借金地獄のために言葉巧みに、金品を掠め取る女。正義の探偵。
失踪人の捜査依頼から始まり、詐欺グループを操る黒幕を炙り出す。
そして、最後にわかるのは、主要人物のほとんどが60歳以上の方々というどんでん返しあり。

是非、今年こそは!!!


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