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2010年1月16日

2010.01.16

中小企業としてのSaas、Paas活用は?

数年前からSaas研究会、J-Saas研修会含めて、色々と中小企業向けのIT化として対応しているが、
思うように動いていない。

その理由として、経営者にお聞きするのだが、今1つはっきりしない。
・月額レベルであれ、月数万円では、チョット高い。
・サービスの内容がよく分からない。
・上手く使いこなせれるか?不明、自信がない。
・とりあえず、現状のやり方(人的な処理、既設システムで業務は進んでいる、など)で支障がない。
ないない尽くしである。

最近、あるイベントに参加したのだが、IT提供側では、ユーザ側の動きとは別に、1年ほどで、かなりの
進化をしているようである。

1)Paasとしてのサービスアップ
代表的なセールスフォースのforce.comでは、ある業務機能開発が従来の5分の一、10分の一など
極めて早く、簡潔に出来る。最近は、GoogleAppEngineによるアプリ開発を進めるグループ、活動も
目立っているようである。他には、
・Ning ソーシャルアプリケーション
開発登録されたコンポーネントを利用者はMashupして、自分の好きなアプリケーションにする。
・FacebookDevelopersも同じ

2)Saasとしての様々なサービスアップ
当然、J-Saasのサービスメニューも増加しているが、各ベンダーからの提供サービスも増えている。
サイボウズの「かんたんSaas」は、先ほどの中小企業経営者の悩み解決として、今年からサービスとのこと。
特に、最近感じるのは、生産管理など、Saas化し難いといわれている業務サービスまで、提供し始めていることである。

3)更なるサービスアップ化
様々なSaasサービスが拡大すると供に、その相互連携と既存のアプリサービスのデータ、機能を活かすためのオンラインでの連携化が進んでいる。
①Sky On Demand
 奉行シリーズとSalesforceとのデータ連携、サイボウズガルーンとSalesforceCRM
 とのデータ連携を行う。
②MIJSによるアプリケーション間連携
 関連ベンダーの集まりであるMIJSが各サービス間の連携を本格化しつつある。
③Boomi on Demand
 アメリカでのサービスであるが、Saasアプリケーション間、Saasアプリケーションとレガシー間での接続サービスを実現。
 統合プロセスの定義には、コーディング作業は不要。
④エンタープライズゲイトウェイ
⑤DCSpider
⑥ASTERIA
⑦Informaica

また、業務向けアプリケーションを他社で開発したものを活用していく動きが盛んとなっている。
開発費用の低減、運用の手軽さから、今後の拡大が見込まれる。
①SalesforceのAppExchange
②ZohoのWebオフィススイート
③Coghead
 コードを書かずにアプリケーションを作れる。基本は、ドラッグ&ドロップで画面を定義し、
 必要機能を作る。インフラとしては、AmazonのEC2を使用。
④Facebookは、学生中心に、自分の開発したアプリの活用を図る。

・AppExchangeは、オンデマンドアプリケーションのマーケットプレイス
開発者は作成したアプリケーションを公開し、ユーザーは数クリックでそのアプリケーションをインストールする。
全てSalesforceと連携された形で提供され、有料と無料。
NetsuiteのSuite-Bundlerも同じ

中小企業経営者も、開発のスキルはいらなくとも、このようなサービス導入をある程度まとめられる人がいれば、安くて、高機能の業務サービスは可能では。
また、我々のようなITコーディネータが以下のような支援をすることが大きな進展の一歩かもしれない。
①導入検討支援
業務見直しを含め、Saas導入を想定した情報化への最適化検討
②業務プロセスの設計支援
各業務をSaasサービス化するためのプロセス分析と設計(要件定義書相当)
③既存システムとの連携支援
データ移行、データ連携、既存アプリケーションとの連携。プロセス実現に合わせたアプリの組み合わせ設計(基盤があること)
④導入、定着支援
カスタマイズ支援、ユーザ教育 など

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