« 2010年2月27日 | トップページ | 2010年3月13日 »

2010年3月5日

2010.03.05

見える化を自社で頑張る

今回は、情報システム研究会の最終例会でもあり、総括的なアプローチの点からも、
「見える化」をテーマとしました。
言葉としては、結構、認識は高いもの、全社レベルでの活動となると、中々、進んでい
ないのでは?と勝手ながら、思っています。
まず、定義的には、
■短期的には    企業内のあらゆる問題を視覚に訴え、共有することを
             ベースに、問題解決を図っていくフレームワーク
■中長期的には   問題を明確にして、組織として共有化し、協同して問題、課題
             解決を図っていくオープンな企業への構造改革
と考えるべきであり、以下の2点をポイントにアプローチすべきと思います。
・業務の見える化(不整合の存在、抜本的な見直しの遅れ、見直しへの関心の低さ)
・情報の見える化(情報の不整合、抜本的な見直しの遅れ、情報の使い方への関心の低
さ)
また、アプローチレベルでは、事業レベル(経営レベル)、業務レベル(現場レベル)
があり、目的、期間、対象、目標値(KGI、KPI)などでの違いの認識も大切です

①経営レベルでの見える化に向けて
外部、内部の環境変化に伴う経営課題の認識をSWOT分析、バランススコアカード、
戦略マップなどの見える化するための手法を活用し、経営課題、(重要成功課題)を抽
出、会社としての目的、目標の明確化します。これにより、全社としての戦略、事業、
業務での戦略が見える化され、各レベルでの情報、活動の共有化が図れます。
ただ、見える化のポイントは、
見える⇒気付く⇒行動⇒課題解決⇒新たな見える化 
とPDCAの循環を継続して実施することにあります。
頑張っている企業では、この好循環を継続して進めています。

経済産業省では、「IT経営力」として、8つの評価軸を決めて、中小企業での経営力
アップを図っています。
可視化による業務改革の推進、ITマネジメント体制の確立、経営課題とIT戦略の結
合など
です。IT経営ポータルというサイトで、自己採点が出来ます。

最近は、BI(ビジネス・インテリジェンス)という名称で、特に、管理会計的な関連
数値を経営トップ、関係メンバーに提供するシステムが出て来ています。このようなI
Tソリューションを活用するのも、見える化を推進する上での1つのやり方かもしれま
せん。

②業務の見える化
最近の中小企業白書の中で、IT化に向けて実施した取り組みに「社内で行う業務の整
理、見直し」がトップに上がっている。しかし、IT化したが、効果なしであった原因
のトップもまた、「業務プロセスをそのままにして、システム化を行った」場合でもあ
る。業務プロセス、業務の見える化を考えずして、IT化は成し得なくなっているので
す。
中小企業トップの中には、その認識がまだ少ない。

IT化のためだけではなく、
・業務プロセス標準化により業務品質が安定(ムダ、ムリの洗い出し)
・一貫性のある運用が可能(ムラの洗い出し)
・段階的、継続的な改善が可能
等のメリットが出てくるはずです。
実際、個別企業の支援をしていても、ISO実施、3S実施などしていても、結構見える化
の対応は出来ていないものです。

具体的なアプローチでは、ワークフロー導入時の対応、BPM(ビジネスプロセスマネ
ジメント)ソリューションの実施なども有効なはずです。
もっとも、日常業務を各担当レベルの機能を表にまとめることだけでも、大きな進歩に
なりますが。
IT化推進のメンバーには、単に要求ニーズをIT化することではなく、人間系業務の
見える化から進めて欲しいものです。
IT化に掛ける費用も、数年前の1.4%(売上げ比率)から1.2%に落とされてい
ることからも、お金を掛けてやること以外でも、その効果をキチンと出せることを意識
して下さい。

生産現場での見える化も、在庫の見える化、製造工程の見える化など色々な工夫、改善
が進んできました。最近の動きとしては、全体最適の意識も高まり、外部の材料会社、
メッキ他の外注会社などパートナー企業への見える化が進んでおり、業績アップへも大
きな効果をあげています。
是非、見えるかの基本コンセプトを再認識してもらい、新たな活動アップしてもらえれ
ば、と思います。


« 2010年2月27日 | トップページ | 2010年3月13日 »

最近のトラックバック

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ