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2010年3月27日

2010.03.27

百寺巡礼、連戦連敗、ミステリー

今、五木寛之の百寺巡礼、建築家の安藤忠雄の連戦連敗、そして、ミステリーを並行して読んでいる。
ミステリーは別としても、百寺巡礼、連戦連敗は関係がない様でいて、結構関係がある。

百寺巡礼は,五木寛之が死ぬまでに100寺を巡るとの思いから各地の寺院を訪問する記録である。まだ読み始めたばかりであるが、結構面白い。各寺院の時代変遷、権力者とのつながりによる栄枯盛衰の姿は、今も変わらないようである。仏教の考え方の1つである「これから社会、世の中はドンドン悪くなる」、「正法の時代」から「像法の時代」へ、そして、「末法の時代」、最後が、「法滅の時代」。既に法滅時期になったような最近の様相。物欲先行の心無き時代。
「本願他力」を教えとする仏教をベースに考えれば、日本の落ち行く先は、何処になるのか?

連戦連敗は、安藤氏が建築家として認められるまでの建築コンペの苦闘の記述ではあるが、その過程で調査した建築としての時代の意味付け、時代背景、社会への影響などが上手く書かれている。
JR京都駅のコンペ参加にも記述されているように1つのシンボリックな建物にはその周辺の文化土壌、都市としての文脈の理解、が必須。その昔は、寺院は、正に、その時代、その土地の象徴でもあった。人々の心のつながりを具現化してきたのかもしれない。
また、建築物は、政治、芸術、経済のベースとする可視化的産物でもある。
パリが現在も、芸術・文化の発信都市として認知されているのは、数代にわたる大統領の指導と明確なコンセプトがあった。ポンピドウセンターから始まった美術の広域ネットワーク化は夫々の地区の美術関連建築に明確な
コンセプトがある。建造物が政治とは無縁のものではない証左でもある。

昨日のデザインセミナーでも言われていたが、日本のデザインも、50年以上を経過し、そのベースは出来てきたが、全体を総合的に見るレベルにはなっていないとの事。
しかし、政治、経済、しかり。

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