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2010年5月8日

2010.05.08

クラウドコンピュータとは?

最近、クラウドコンピューティングという言葉がメディア含め、色々な場所で出てくる。
中小企業の中でも、話題としての興味はあるようであるが。

要するに、どこかにあるITリソースを適宜使えることをさすのであるが、何故、それほどの興味があるのであろうか?また、中小企業にとっては、有効なITソリューションとなるのであろうか?

まずは、クラウドコンピューティングの構成要素としては、
①データセンター:ネットワーク回線やサーバー関連機材を集中管理し、ネットワーク資源を効率的に利用できるようにした施設。最近ではサービス単位での利用も可能。
②仮想化    :仮想化OSなどでサーバーハードウェアを隠蔽し、ユーザーがサーバー資源を利用や管理がしやすいようにする技術。
③オンラインストレージ:ネットワーク上の巨大なストレージをユーザーに利用させる技術。
④サース(SaaS)他:ネットワーク上にあるアプリケーションソフトを利用できるようにした技術でサービス単位での利用や、カスタマイズに特徴がある。他にも、アプリ開発基盤提供のPaas、ハードウェア機能を提供するIaasなどもある。
⑤Web 2.0によるナレッジ:参加のアーキテクチャーであるWeb 2.0によって作り出された掲示板やWikiなどの集合知データベース。

これらの技術によって、CPU、ネットワーク、サーバー、アプリケーションソフトウェア、ストレージ、データベースなどあらゆるコンピュータ資源は、「あちら側」に存在し、それらの移動が完了した時点で、ユーザーはハードの買い替え、ソフトのバージョンアップ、ファイルのバックアップなどの煩わしい作業から開放され、真にユーザーとしての視点で利用に集中できるようになる。

また、社会的な面を意識すれば、「クラウド化する世界」でニコラス・カーは以下のような記述をしている。

■インターネットは、情報収集からコミュ二ティ作りに至るまで、あらゆることを簡単な処理に変えて、大抵の事は、リンクをクリックするだけで表明出来る様になった。そうした処理は、1個1個は単純でも、全体としては、極めて複雑だ。我々は、1日に何百何千回というクリックを意図的に、あるいは衝動的に行っているが、そのクリックの度に自分自身のアイデンティティや影響力を形成し、コミュ二ティを構築しているのだ。我々がオンラインでより多くの時間を過ごし、より多くのことを実行するにつれて、そのクリックの複合が、経済、文化、及び社会を形作ることになるだろう。

個々の思い、意見が1つの流れとして、社会的な思いを形成し、それが堆積を続けることにより、文化、社会基盤を形成していく。また、このような変化の激しい世界において、企業としても、自社のリソースの最適化、資産の有効活用と効率的な新サービス化、現場状況の的確な把握などに対応するためには、全ての資源を持つことは不可能に近い状態でもある。

中小企業においても、この変化を座視しているだけでは、すまない。
まだ多くの企業経営者が持っている「自社のコア技術の徹底進化」、これが、他社との絶対的な優位技術であれば、文句は無いが、相対的な優位性であるならば、考え方を改める時期でもある。

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