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2010年8月14日

2010.08.14

中小企業の魅力発信レポート

1年ほど前から経済産業省が知的資産経営報告書の作成支援をしている。
企業の持っている資産には、物的な資産と知的な資産があるが、この財務諸表には記載されない無形の
資産が、結構、企業における競争力の源泉でもある。

知的資産と言うと特許と思われる向きがあるが、特許はほんの一部。
大きくは以下の3つになるようである。
・人的資産(人とともになくなるようなノウハウ、経験、学習力など)
・組織資産(企業内に活きている文化、雰囲気、システム、ドキュメントなど)
・関係資産(企業の対外関係に付随した関連資産。サプライヤー、顧客ロイヤリティ、金融機関など)
インターネットの拡大に伴うグローバルな競争激化、顧客ニーズの多様化などで、ビジネスの世界も
大きな変化を示している。
このような中で、企業として生き延びていくには、特に、知的資産の見える化とその活用が大きな
事業要件になっている。
それを専門の支援者の手伝いで、具体的に関係メンバーに分かりやすく伝えることが本レポートの
基本目的である。

以下のステップで進めていく。
①知的資産の棚卸し
自社の強みを中心に、強みの源泉、大切にしているもの、などを外部環境変化とあわせ、整理して行く。
②価値創造のストーリー化
何故、自社は顧客に受け入れられているのか?どうやって数10年ビジネスが継続できたのか?
経営ビジョンを再確認し、物的資産の数字と知的資産との関連付けから自社の強みを将来を
見据えながら、収益にしていくのかを考えます。
③達成すべき目標数字の設定
社内での具体的な活動のための目標指標を決めます。
④魅力発信レポートの作成(知的資産経営報告書化)
経営者の思いを共有化し、関係メンバーとのコミュニケーションを図る。

既に200社以上が魅力発信をしているが、以下のような効果が出ているとの事。
・競争の源泉である知的資産の認識が出来た。
普段は、あまり気がつかずに日常業務に埋没している。
・社内外の関係者の力を活用できる。
中小企業では、経営資源に限りがあり、それをパートナー含めた関係者との連携が図れる。
・経営者の思いの再認識と共有化が図れた。
社員や金融関係とのコミュニケーションが強まった。
・内部のマネジメントとして活用
目標指標の設定、活動計画の策定などにより経営戦略の具体的な推進が可能となる。
・外部ステークホルダーへの信頼度のアップ
裏付け指標等の定量的なデータをベースにするため、評価が客観的になる。

最近は、リクルートにも使われており、この20ページ弱の報告書で、新戦力を確保した
企業もあるとのこと。自社の売り込みにあまり上手くない中小企業の社長さん、如何ですか。

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