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2010年9月18日

2010.09.18

Webで儲ける事は中々、大変

一昨日、リアルの展開からWebのみにビジネスモデルを展開した旅行会社に訪問した。
製造業のメンバーが多い当研究会でも、業種は違うが、そのビジネスアプローチには、
色々と参考になる点が多かったようである。

約10年前に旅行業界の長期的な低迷化への危機感、インターネットの拡大による
更なる危機の高まりなど考えて、従来の店中心のツアー企画、案内を止めて、WEB
サイトからのみの予約、企画案内に踏み切ったとの事。

インターネットがビジネスに大きく関わってくるとの認識は、少し、環境を理解できる人で
あれば分かるが、それを具体的に自分のビジネス転換へ実行できた社長は偉い。

Webビジネス化を始めて1番の戸惑いは、Webでのビジネスは極めて人手がかかること
と全員で対応しないと上手く行かない、事が分かったこと。
多くのコンテンツはその価値が認められ、ブランドアップし、利益が出てくるのは、概ね1年半
以上との事。一般消費者のサイト会社がよく直ぐに顧客が集まり、売上げ、利益が出て来る
とのセールストークをするが、それは奇跡に近いことを認識すべきである。
全社的にも、利益が出てきたのは、Web化してから5年後ぐらいからとの事。

これだから、Webでのビジネスはやれないと言う経営者がいれば、全くな的外れな
ビジネス感覚であり、今のビジネスそのものも、誰かに譲るべきかも?
社会環境がそれを許さない流れであることを認識すべき、と思う。

具体的なビジネスの展開では、概ね、Webマーケティングの基本を忠実に実行
しているようである。
・当初からのURLを継続的に長く使用する形(SEO上では重要)
・ページ数を増加、深化させるための仕組みも考える。
 チームで各コンテンツ毎にSEM化や顧客の欲しい情報提供を進めている。
 そのためのチームごとの成果評価も実施。
 (ページ数の多さ、コンテンツの魅力度はサイト力アップの大きな要素)
 現在は1.5万ページ以上
・多いページを如何に上手く顧客にヒットさせるかの工夫
 (概ね必要ページまでは3クリック以下でリーチできる)
・社員全員で、情報発信出来るためのスキルアップ
 (情報の鮮度アップ、更新頻度の多さはSEOの重要な要素)
・アクセスアップのための仕掛けをチーム毎に適宜活用している。
 SEO手法、リスティング広告、メール、ブログ、Twitter、アフィリエイトなど全て活用

また、戦略的には、ツアー企画の減少に合わせ、関連予約サイトなどの情報サイト
の充実を図ってきている。情報提供会社との連携も、旅行業界の動きに合わせ、
早めの対応をしている。
旅行情報の情報商社としての事業コンセプトが明確であり、これからも頑張る企業と
の再認識をさせてもらった。

最後に社長の言っておられた言葉が今、中々、Webビジネスを理解できていない
経営者には、有言では、
「Webサイトを単に閲覧用のために作るのであれば、これほど、無駄なことはない。
閲覧だけであるならば、紙媒体の方が遥かに有効である。顧客がWebサイトに
求めるのは、必要とする鮮度の高い情報がそのやり取りの中で、入手出来ること
である。」

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