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2011年8月13日

2011.08.13

中小企業情報化も変わり目の季節?2つに絞られるソフトの活用

元々、J-SaaSとしての3年前に、国レベルのSaaS対応が始まったのは、小規模
事業者を中心とした情報化が遅れており、生産性に大きな影響が出ているとの経済産業省の
考えがあった。でも、その後の2年半ほどの、積極的な導入支援にも関わらず、当初予定
の50万ユーザは数万オーダで、その後も大きな進展はないようである。
導入費用の割高感、簡単な導入との謳い文句はあるが、やはり必要なIT化をやれる
メンバーの絶対的な不足等など。
私自身も、J-SaaSの導入支援メンバーとなり、色々と支援活動を実施したが、結局は、
経営トップの意識が醸成されていない。これが、3年近い対応での感触である。
確かに、先行事例の企業では、経営トップを中心に、全体的な情報化は進み、利益的にも、
個別的な情報化の企業よりも、営業利益は1割から2割ほど高くなっているという報告もある。
しかし、そのような企業は、中小企業400万社からすれば、非常に微々たる数ではある。
もっと多くの中小企業の情報化の推進に意識を持ってもらいたいものである。

一般的に、企業で活用されるアプリケーションは、概ね以下の9つが使われる。
①グループウェア(サイボウズ、GoogleApps for Business)
②ホームページ(Eストアー、ブログdeホームページの構築支援サービスの利用)
③CRM(Salesforce)
④ワークフロー(富士電機Exchange)
⑤給与、会計(勘定奉行・給与奉行。ネットde会計)
⑥財務管理(勘定奉行)
⑦販売管理(Salesforce)
⑧仕入在庫管理(アラジンオフィス)
⑨ERP(GLOVIAsmartPRONES。奉行ERP)

タダ、最近の動きとしては、パッケージからSaaSを活用する企業も、徐々に、
増加している。(   )内は、個別で導入を考えざるを得ない場合の推奨するアプリ
である。以下のように、情報化を統合的にまとめてもらうのが、今後の情報化のポイント
ではないか、と思っているが、まだまだ費用的には、考える必要がある。その場合でも、
将来の自社の発展と業績の拡大を意識した判断に期待する。

情報の統合化に向けては、基本的には以下の2つのアプリケーションサービスにて対応
を考えられれば、と思う。
■コミュニケーションサービス⇒人が基本
 社内外の顧客、社員、関係者との連携と信頼確保のため、個人管理レベルも想定する。
 顧客との企業全体の信頼度がポイントとなるため、顧客ー社員、
 社員ー社員、顧客ー顧客のつながりが見えることを主に考える。
 先ほどの①から③をデータ連携をベースにまとめて行きたい。
■基幹業務サービス⇒モノが基本
 製造系では特に、バラバラに導入した各業務アプリをデータの一元管理を基本として
 導入を考える。 ERPサービスの確立を実施する。
 製造系では、従来の生産管理は工場内システムとの意識があるが、今後は、生産管理
 業務を中心とするERPシステムを考える。
 先ほどの④から⑨をデータ連携の実施を重点としてまとめたい。各所のデータがキチンと
 把握し、共有化できることが必須でもある。

特に、製造系での生産管理をコア業務とするERPには、過去の経験からも、
以下の注意点、問題点も考慮して欲しい。
①費用がやや高めになる。
費用の内訳としては、主に、ERPパッケージ費用(ソフトウェア費用) 、ERP教育費用、
ERPコンサルティング費用、カスタマイズ(追加ソフトウェア開発)、ハードウェア、
OS、データベースなどのインフラ費用
見積もりは、システム要件やソリューションに対する総コストが2倍以上の開く場合もある。
ERPのコストとサポート内容をよく考慮する必要がある。
②ERPシステムの使いやすさ
実際のERPは、わかりやすく使いやすいシステムである必要があり、ユーザでの事前検証
も含めた各部門での確認が必要です。
③ERPベンダーの能力に大きな違いがある
ERPベンダーの能力によって、導入の成否が左右されます。安いけれど、導入の面倒は
あまり見ないベンダーもあります。コンサルティング対応も含め、判断が必要です。
④ERPパッケージには適性がある
生産中心のもの 、会計中心のもの、MRPのみのもの、製番管理、MRPができるもの
自社の業種や希望にあったERPを選択する必要があります。
⑤ERPの完成度
ERP導入の目的が達成できるERPを導入するべきです。
「納期達成率」、「在庫低減」、「リードタイムの短縮」、「経営情報の迅速化」、等
キチンと目的と目標を設定する必要があります。
⑥ERP開発会社の信頼性、継続性
ERPパッケージの導入後のサポートについて、継続性も考える必要があります。

自社内での問題点としては、
①ERPに業務をあわせるときに、業務改革が必要になる事も考える。
トップのリーダーシップが絶対に必要です。
②システムを導入するためには、マスターデータの再整備は必要である。
例えば、製品、原材料、部品情報、部品表、経理の情報、出荷情報
外注先やお客様へデータベースの変更をお願いする場合も出てきます。
③業務の見直し
ERPのシステムを現状に合わせる場合は、カスタマイズ(ソフトの追加)が必要になります。
余分な費用がかかりますので、その業務の必要性について、徹底精査をすることもある。

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