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2011年12月2日

2011.12.02

経営理念を見つめる!!

中小企業経営者との会話で、
・うちは年度ごとにキチンと方針を決めている、経営理念はいらない!
・この変化の激しいご時世、経営理念は不要
・昔からあるが、最近は全然見直していない 等など
中小企業に伺うと、経営戦略化、経営理念、必要ないと言う経営者の方も
少なからずおられる。経営環境が大きく変わる中で、その意義を見つめ
きれないのかも知れない?
しかし、京都にある数多い100年企業の社長とお話をしていると、
経営理念の大切さをよくお話される。

ある設備機械を導入し、発注企業から言われるままに作ればよい
時代は確実に収束しつつある。このような中で、ともに働く社員、顧客、
そして社会へ「組織が何者であるか?」を明確にすることは、規模の大きさ
に関わらず重要になっている。
最近、経営理念の存在と業績とが気になり、お付き合いの企業さんも含めて
よく見るようになった。

実際に全国1万社以上の企業を対象に行われたあるアンケートでは
・経営理念がある=53% 経営理念がない=43% 無回答=3%
・経営理念はいつ作ったか?
  創業時=40% 5年以内=19% 10年以内=12% ほか=29%
経営理念がある会社と経営理念がない会社は約半分半分、
そして、創業5年以内に理念を作った会社が約60%との事。

本当に経営理念は必要がないのか?
会社の売上げ規模と理念のあるなしを分類すると
売上げ~2.5億円=理念がある47%
売上げ~10億円=理念がある57%
売上げ~30億円=理念がある70%
売上げ30億円以上=理念がある76%
と売上高と理念のある比率は正比例の関係にあるとのこと。
利益と理念の関係もほぼ同じような正比例の関係になり、
経営理念と業績は正比例すると言えるのカも知れない。
 
■企業経営において理念がないとすれば
・社員が何のためにここで働いているのかがわからない(存在意義の喪失)
・この会社がどうなっていくのかがわからない(将来性、夢の喪失)
・何を判断の基準としていいのかがわからない(判断基準の喪失)
等など
「会社や組織は何のために存在するのか、経営をどういう目的で、どのような
形で行うことができるのか」ということを明文化する必要がある。
これにより経営者は、基本的な考え方を内外に伝えて共有化したり、社員
に対して行動や判断の指針を与えたりすることができる。
理念自体に社員が共鳴すれば、働くインセンティブにもなり、企業における
求心力にもつながる。社員にとっての拠り所となる。
経営理念は企業文化を形成する重要な基盤である。

中小企業経営者も、まずは、大義名分、つまり何のために仕事をするのか?
そして、これからどうしたいのかという将来の夢を語り
毎日の行動をする際に、何を基準にして判断したらいいのか
具体的にどうしたらいいのか?という毎日の行動指針を
理念として示してゆく必要があるのでは。

しかし、立派な言葉を作っても、実践が大事のようである。
ある製紙会社の経営理念では、
「顧客に最も近く位置し、絶えず時代の要請を迅速・的確に捉え、着実で
長期に安定した成長を持続するとともに、地球環境と調和した事業活動
を展開し、株主・取引先・従業員・地域住民に信頼される総合製紙企業集団
として、社会の生活・文化産業の発展に貢献します」
⇒製紙会社が何故、投資に現を抜かし、損失を招いたのか?カジノと
どのような関係があるのか?
また、その行動規範は、意思決定を迅速に行うため、悪いことが関係部門
から直接経営トップにパラレルに報告され、適切且つ速やかな対応がとれる
社風を築いています。
⇒トップがオカシイと誰もチェック出来ない??

経営理念は、憲法第1条にあたるもの。
おろそかには出来ないのでは?

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