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2011.12.23

人と組織の力を倍加させる?ポジティブ心理学、チョット面白い

少し前からポジティブ心理学が面白いと思っている。
大分昔、トランスパーソナル心理学を少しかじったり、ユング心理学の
人の深堀の面白さに惹かれた時期もあったが。

従来の意識の逆転を考える必要がある様である。
「一生懸命頑張り続け、その結果として、成功して初めて幸福を掴める」
のではなく、人は幸福の状態にいると思う時、気分がポジティブになって
いる時、頭も良く働き、やる気も出て、結果的に上手く行く。
ややネガティブ面を深堀するようなユング心理学や人間の基本特性まで遡る
トランスパーソナル学とは、違い実利面的な要素の高い心理学でもある。

ポジティブ心理学では、その対象は「価値のある主観体験」である。
つまり、過去に関するものとしては、安心した幸せな状態(well-being)、
満足感(contentment)あるいは達成感(satisfaction)。
未来に関するものとしては、希望(hope)や楽観(optimism)。
現在に関するものとしては、フロー(flow)や幸せ(happiness)がその対象となる。
どのような状況であろうと、このような達成感、楽観的志向が人を上昇気流に
乗せるのである。

既存の競争主義や成果主義を否定することなく、個人と制度両面への有機的
アプローチを図りながら、上記のような幸せや生き甲斐を育んでいく、ことにある。
つまり、ポジティブ心理学は現状の改善を目指すが、社会自体の改革を目論むもので
はなく、その実践は現行の制度と共存する形で導入される。職場レベルで言えば、
従業員個人および組織の生産性を上げると同時に、仕事への満足度を高める
ことが主眼となる。

ロサダ博士は、60のマネジメントチームがそれぞれ年間の経営目標や戦略
を組み立てる様子を観察し、各チームがどのような言葉を用いて議論したかに注目して
(1)ポジティブかネガティブか(励ましなど協力的で前向きな言葉が聞かれたか、
または皮肉や嫌味などの後ろ向きの言葉が聞かれたか)
(2)自分向きか他人向きか(目の前の発言者やグループに言及したか、またはその場に
不在で自社にも関係のない人物やグループに言及したか)
(3)探求か弁護か(状況改善に向けて質問を行ったか、または発言者自身に偏る議論
に終始したか)、
という三つのチェックポイントから分析した。
その結果、60のチームのうち25%に相当する15のチームをハイパフォーマンスチーム
として特定したのだが、彼らは確かに生産性、顧客満足度、上司や部下、同僚からの社
内評価という三つの主要な経営指標においても高得点をマークした。さらにこれらのチ
ームについてポジティブ感情(P)とネガティブ感情(N)の割合を算出したところ、P
:N=約6:1という、ポジティブ感情が際立つ形での比率が見られた(ただし、ポジテ
ィブ度が高ければ高いほどよいということはなく、あまりに高い値では逆に障害が出る
こともある)。
ちなみにいずれの経営指標でも低い得点を見せた、全体の30%に相当する18のローパ
フォーマンスチームでは、ポジティブ感情比が1を割ってP:N=約0.75:1(ちなみに離
婚に至る夫婦の場合はP=0.5)、そして経営指標の得点にばらつきが見られた残りの混
合型チームにおいてはP:N=約2:1という比率が算出された。

これをロサダラインと言って、正確には、2.9013:1となり、これ以下では、チームの
仕事振りは急激に悪化する。

人の幸福感、達成感を高めるような意識付け、環境作り、また、元来その性向の強い
人が如何に、各人の能力をアップさせるか、の事例は多数ある。
・75歳の人々を55歳当時の環境の中で、1週間過ごす実験では、参加した人間
のほとんどが体力、視力、知力までもが、数10%の割合で改善された。
・勇気つけ、賞賛を与えるリーダのグループは非難し、欠点のみを言い募るリーダーの
グループよりも、数倍の成績の良さを出すとの事。
・自分の能力は生来のままで変わらないと考える生徒達と頑張れば能力はアップすると
信じている生徒達では、2年間のフォローで、大きな差が出てきた。
・ある保険会社は離職率が極めて高くその対応に苦慮していたが、採用時の方法に
楽観的な説明スタイル(逆境でも、限定的で一時的なものと考えるような志向の人)
を持つ人を選別する手法を用いることにより、定着率の大幅な改善と営業成績の
向上が見られた。

このような事例と私自身の部長、支店長時代の人の使い方、各グループの特性
の差異や環境作り等から多いに納得できることでもある。

自身、まだ勉強不十分であるが、ポジティブ心理学は、自身の能力アップと
あわせ、組織としての大きな改善にもなるはず、少し行動、意識を変える事で
有力な人材が現状のままでも、得られるかもしれません。

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