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2012年1月7日

2012.01.07

直観力を高めるには!

新事業のモデル化、新製品のコンセプト創り、等いずれにおいても、従来の
思考的アプローチとは、違う局面に当たる場合がある。
誰もが、論理的な積み上げでは無く、突然の閃きにあったことがあるのではないか。
その実りの大きさにより、評価をするべきでは無いと思うが、メディアに取り
上げられるほどではなくとも、我々の周辺にも、私自身の経験からしても、
各経営者の「直観力活用」の事例は多いと思う。

広辞苑では、「直観」を
一般に、判断・推理などの思惟作用を加えることなく、対象を直接に把握する作用、
と言っている。

最近の変化の激しい社会、技術を一つ一つ拾い出し、これをベースに新製品、新事業が
ジグゾーパズルのように浮かび上がれば、経営者にとっても、嬉しい話だが、
これを理論的にまとめるには、中々に、難しい。
でも、直観力を高め、自社ビジネスをもう一段高い位置に持ち込めることは、経営者に
とっても、必須の要件かもしれない。要するに「ビジネスの流れを押さえる」事は、
是非、考えて行きたいことでもある。

我々普通の企業人がそうあるためには、以下の5つほどのアプローチが有効では
ないか?と考えている。

1)ベースとなる情報の収集能力のアップ
社会、経済、法制、技術面での動きを追跡し、様々な変化をもたらす要因の抽出、
選定するための情報収集のノウハウ、選別のためのスキルをアップする。
2)顧客理解のためのスキルアップ
顧客変化を起こしそうな情報を集めただけでは、顧客理解は出来ない。
大局的なレベルでの顧客の近未来イメージ創りが出来ること。
3)実践経営者、学者などからの智慧の修得
直観的なアプローチで成功したと言われる先行企業経営者からのヒントや市場分析、
マーケティングで評価の高い経営学者などの書籍から学ぶ。
4)脳科学的なアプローチでの心理的な強化
様々な心理分析でも、直観力をテーマとした分析は進んでいる。出来れば、
その簡易的なアプローチで、意識や行動改革が出来るような強化施策を考える。
感性マーケティングと言う形でも、ある様であるが。
5)シナジー的な直観力改善
経営者の集まりが多ければ、各人に関連市場での売れる期待の高い製品、サービス
をあげてもらい、その理由と合わせ、他のメンバーとの討議により、お互いの
気付きの高め合いを行う。

例えば、1)から3)に関連して、フィリップコトラーによる「コトラーの
マーケティング3.0」と言う書籍がある。このレジメを概観してもらうだけでも、
顧客の変化に対する大局的な視点は強化されるのでは、
・第1賞のマーケティング3.0へようこそ
・第3章の消費者に対するミッションのマーケティング
・第7章の社会文化的変化の創出
等から色々な示唆がもらえる。

また、マーケティング手法的アプローチもあり、やや直観とは離れるかも知れないが、
顧客を捉えるキーワードとして活用するならば、「文脈創造のマーケティング」
と言う書籍も参考になる。
20年近く前の発刊であるが、「消費者との共有価値」を明確にしている点は、
コトラーのマーケティング3.0に通じる。
・生活者の価値構造を把握する
・生活者の価値構造を再現する
・生活者の価値をコンセプト化する
等から気付きが得られるのでは。
更に、1)、2)のスキルアップにも多いに参考になるはず。

今回の1)から5)のアプローチにより、各人の直観力アップを高めたいものである。

しかし、ビジネスを成功に導くには、更に人の強さ(コンセプト力、愚直さ)
が要求される。それを体現したのが、スティーブ・ジョブスかもしれない。
「直観を信じろ!by スティーブ・ジョブス」だけでは、ビジネスの成功は
無いのでは。

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