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2012年3月9日

2012.03.09

頑張る若手経営者、IT活用が当たり前

最近、「日本で一番大切にしたい会社」を読んだ。
全体的に、凋落日本の影が見える昨今であるが、改めて経営者と関係者の
凄さを感じた。
そして、先日、ITを上手く活用し、経営実績を上げている企業を表彰する
関西IT百選フォーラムに参加した。
サブタイトルが「熱く語る、IT活用で元気な中小企業」であるが、その通
り元気な若手経営者の発表があり、中々、楽しい内容が多かった。

更に、滋賀で続けて来た研究会で、1年の総括として、若手からの営業
戦略化への様々な対応を聞いた。結構、シッカリ進めている。

元気の出る週であった。

IT百選フォーラムからその中のいくつかを紹介する。
①産地直送で生産者と飲食店、小売店を結ぶ仲介サービス
ともかく、元気な社長からの説明であったが、その凄さは、3000名を
超える農家さんをベタで、訪問し、信頼を勝ち得るためのつながりつくりである。
京都での農商工コーディネータ(まだ名ばかりであるが)をしており、色々な
情報を聞いているが、ここまで、やっている人は京都、滋賀には居ないのでは?
その強みは、
・リアルの店舗を持ち、顧客のニーズと野菜の特長をキチンと把握している。
・過去の産地訪問の経験から野菜に対する目利きがある。
・ピッキングセンターを物流会社の中に持っている。
・日頃の付き合いで多くの支援者、知り合いを上手く活用している。
もっとも注目すべきは、農家と小売他メンバーからの直接のニーズ、課題把握を
如何にタイムリーに的確にするための手法として、IT活用、Webサイト
を構築していること。
・シニアの農家の人でも、入力出来るサイト画面作り
・鮮度を保つための野菜の流通を良くする仕組み
・リアル店舗での顧客ニーズの即時反映と在庫調整
等など、小口でリアル性の高い運用方式を作っている。
「味に拘る生産者と味に拘る飲食店、小売店」という総体的には、ニッチな市場
のモデルをITの徹底活用で創り上げた。

②挨拶状に特化した印刷屋さん
ビジネス向け挨拶状印刷をWebサイトで開始し、その後、年賀状印刷にビジネス
を拡大した。特に、年賀状印刷の需要は年々、売上げを伸ばしている。
特に、その経緯理念が良い。
「絆を深めるサービスで世界を元気にする」
  人から人へ想いが伝わる仕組みを提供していきます。
その1つに「年賀状思い出大賞」の設定であり、毎年、全国から応募が
あるとのこと。日本郵便株式会社もチョット考えれば、出来るはずなのに、
やっていない?この辺が「郵便局」のままか?
また、被災地向け「元気だ状」プロジェクトの立ち上げ。
しかし、更なる強みを創り上げるために、業務面での効率化、
適正化も進めている。
・CRMによる顧客対応の効率化と新規顧客開拓
・自動梱包システムの導入と指示書のデータ化
・印刷ラインのIT化(組版導入、オートラベリングシステム導入など)

③Webサイトに特化したOPP袋販売で急成長
まず、OPP袋とは、一般的にPP袋、透明袋、透明封筒、ビニール封筒と
呼ばれているポリプロピレンのフィルムとの事。
これの市場性と何とかビジネスが出来そうであるとの直観的な判断で、5年前に
僅か2人で始めたビジネスがWebサイト販売に特化して、大きく伸ばしてきた。
現在10000社以上の企業から引き合いがあるとのこと。

自信過剰からの脱サラで、当初の輸入雑貨と包装資材全般の商社的ビジネスは
全然、ダメ。何でも屋では、何にも出来ない事を痛感。
以下の2点から一点集中のビジネスを目指す。
・OPP袋業界の旧態化によるコスト競争での可能性。
・Web販売での可能性の高さ
要は、全て、当初のビジネスの180度転換をした。
そのために、徹底したWebでのSEO対応。
ターゲット顧客ごとに特定キーワードごとのサイトを立ち上げる。
徹底した多店舗施策であり、ECサイトとしてもかなり徹底している。
現在は、60サイト以上を運営している。
例えば、OPP袋卸サイト、ペットボトル向け、封筒専門サイト、ブックカバー、
ビニール袋、フィルム封筒サイト、フィルム封筒激安サイトなど等
これらにに加え、PPC広告などのSEM対応もかなりの費用にて、実施している。
また、多サイト運用のために数人のWeb専門メンバーを抱えており、
出荷関係のメンバーとともに、単にSEO化によるWebサイト強化だけでは
無く、出荷作業の品質アップとWeb作成手順書、指示書によるコンテンツの
精度アップも行っている。
全体のWebビジネスモデルがキチンとしていることがこの会社の強みである。

紹介の3社は、まだまだ、規模的に大きくは無いが、経営者の現場業務への
突っ込み方と徹底したITの活用、そして、何よりも、将来のビジョンを
明確に持っていることが素晴らしかった。
このような若い経営者が、ドンドン、頑張ってくれると、日本は楽しみな
方向にいくのではあるが。

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