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2012年5月5日

2012.05.05

人のつながりを考える

最近、私事のこともあり、人のつながりを考える機会が増えている。
口コミ、電話、メール、そして、最近のソーシャルメディアの活用など、世代、個人的
な想い、使用環境など様々な状況で使い分けている。
携帯電話がないと自分の生きていることの実感がないと言う小学生も多いと、
どこかのモバイルフォーラムで聞いたことがある。
我々の世代では、信じられない様な話も多い。

ビジネスでも、人のつながりにおいて、大きな変化を感じる。
facebookの世界加入者が8億と言うのは、誰が創造しえた世界であろうか。
2000年代からのコミュニケーションインフラの変革は、人のつながりにも、
大きな変化を起こしつつある。

1.人のつながり⇒6次の隔たり
6次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、人は自分の知
り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれる、という仮説で、多
くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一
例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地にな
っている。
この仮説は後述のスタンレー・ミルグラムの実験を裏づけとして大きく広まった。
例えば、単純なモデルとして44人の知り合いがいれば、44の6乗=7,256,313,856人
となり、地球の総人口に匹敵する人々とつながりが出来る。
日本のあるバラエティ番組で、「与那国島の日本最西端の地で最初に出会った人に友人
を紹介してもらい、何人目で明石家さんまに辿り着くか」という企画が行われたことが
ある。結果は7人であったとの事。

2.ソーシャルメディアで更に進化
更に、先ほどの6次のつながりはfacebookの新しい広がりの中では、5次のつながりに
なるとの報告もある。
人のつながりはどんどん密接になる。楽しいことではないか。

Facebookはイタリアのミラノ大学のWebアルゴリズム研究所と共同で、2011年5月に
アクティブなFacebookユーザー7億2100万人(世界人口の10%以上に当たる)の690億の
友達関係を対象に、スモールワールド実験の現代版を実施した。研究所が開発した
アルゴリズムを用いてFacebook上のすべての個人のペアを仲介する人数の概算値を
出したという。
その結果、ペアの99.6%は「5次の隔たり」で、92%は「4次の隔たり」でつながって
いたという。
2008年の同様の調査の結果では相手が平均5.28人目だったのが、今回の調査で
は平均4.74人目だった。
日本国内最大のSNSコミュニティmixiのエンジニアによるブログにおいてスモールワー
ルド性の検証記事が書かれ、6人目で全体の95%以上の人数に到達出来たとの事。

3.新しいつながりは人、社会、ビジネスも変える。
震災以降、特に、人のつながりについての言及が活発になっているが、ここ数年前
から地域でのつながりについて、少しづつではあるが、行政の中、地域活動の中
に動きが増えている。行政も、企業も、地域社会の中で、如何に自社の存在をその
つながりをベースに築いていくか、が課題になりつつある。
いま、全国各地で、協働条例の施行、協働事業の活発化が進んでいる。
昔ながらの意識で会社と自宅を往復しているだけの人には、分からないだろうが、
単純に会社で働くだけで好しとする時代ではない。人の持つ幸福感と言うものを
調査すると、成熟化した日本での幸福感は、単に物質的な充足感ではない、という
報告もある。人のつながりの中で、自分をキチンと見出す事が肝要となっている。
ビジネスでも大きな変化があると思う。
コミュニケーションインフラの圧倒的な広がりを個人、社会の中、ビジネス対応
に如何に活かしていくか、活かせるか、が重要となる。
twitterで会社トップとつながりが出来、就職できたと言う、やや下世話な話題から
facebookの徹底活用で、自社ブランドを短期間で広め、売り上げを2倍以上にした
と言う話題まで。
経営者としては、これを単なる周辺の話題として片付けるのではなく、旧来の
face2faceのビジネス感覚からの脱却も必要な時代でもある。

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