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2012年6月29日

2012.06.29

自社の強みの再確認

以前に、個人レベルでの強みを評価する記事を書いたが、
如何であったろうか?しかし、企業レベルでも、「自社の強みを知り、
創る」事があまり出来ていない。
経営戦略化などと大きなテーマでなくとも、Webサイト構築でも、かなり
重要な点ではあるが、結構、認識度は高くないようである。
今回は、ワーク作業を中心に自社の強みを4P、3Cの視点を中心にアプローチした。

内部分析として、
■知恵の経営報告書から
■SWOT分析手法
外部対応として、
■先行企業から学ぶ
■パートナー連携
■USPの創造
を今回、ワークをベースに、自社を考えてもらった。

1)まずは、自社製品、サービスをもう少し精査することが重要である。
度々、出ているコトラーの3層構造を意識することが必要。
①製品・サービスの核となるもの
一番訴えたい基本的な機能/効能は何か
その機能/効能は、他社製品と比べてどんな違いがあるのか
その違いはどの程度違うのか
その違いを知ったとき、ユーザはどのようなリアクションを取るか など
②製品・サービスの機能/効能を高めるための工夫(形態部分)
素材、原料の選別、仕入ルート、製造方法、開発体制、商品企画力
ボリューム、大きさ、流通ルート、保存方法、取り扱い方法
デザイン、ブランド、パッケージ
品質基準、価格設定 など
③付随的に提供されるサービス
支払方法、価格、優遇ポイント、配送、トレーニング、保証、保守
購入可能地域、ビフォアサービス
アフターサービス
使用・利用時の環境整備(接客・雰囲気・近隣対策・状況説明など)
手続き    など

2)知恵の経営報告書の手法も結構有効である。
主力商品を抽出することが、知恵(強み)の発見に役立つ。
主力商品を抽出するための指標として、次の3つの視点が挙げられるとの事。
①売上高から考える
②特異性(他社との違い)、個性から考える
③今後も売り続けたいかどうかを判断する
これらの視点に基づき、主力商品を「売上高」と「特異性(他社との違い)」
の両面から分析し、4つのタイプに区分する。

・タイプⅠ;売上げが高く、特異性も強い
・タイプⅡ;売上げは高いが、特異性が弱い
・タイプⅢ;売上げは低いが、特異性が強い
・タイプⅣ;売上げが低く、特異性も弱い

ここで、特異性(他社との違い)とは、商品そのものの特徴に加え、販売方法
の工夫や材料の特別な仕入れルートなど、様々な強みが含まれるもの。
売上高については、「現在の売上高」に基づき区分する方法が最も簡単かつ効率的。
その上で、可能であれば「売上高の時系列変化」や「収益原因」などを考察する。
ただし、売上げよりも収益性を重視して経営をされている場合には、ここでいう
「売上げ」を「収益性」と置き換え、その大小により商品分析を行うことも出来る。

例えば、タイプⅠ(売上げが高く、特異性(他社との違い)も強い)
具体的には、個々の商品について、次の3つの項目をまとめる。
・名  称  ・説  明(用途や機能)  ・特 異 性(他社との違い)
タイプⅠの事業や商品の内、今後も継続して売上を伸ばしたいものは、「事業・
商品案内」に掲載する必要がある。これらの商品の特異性(他社との違い)は、
売上に直結していると考えられる。この特異性が「自社の強み」となる。

全体的な洗い出しのポイントとしては、
①経営能力
先見性、経営者人間力、企画力、統率力、一体感
②企業ブランド
認知度、信頼性、イメージの良さ
③人材
人材育成、従業員満足度、人材確保、営業力、開発力、
④その他
社風の良さ、従業員の元気さ、CSR、経営基盤の強さ(財務力)
⑤技術力
独自性、先進性、生産技術の水準持続性、コアコンピタンスの有無
⑥アイデア
有用性、新規性、優位性、売上貢献度、アイデア創出の継続性
⑦顧客ネットワーク
レピート率、顧客満足度、顧客数、顧客対応スピード
⑧商品、事業への取り組み
市場の規模、成長性、品質、品質安定度

3)SWOT分析とは
SWOT分析とは、自社を取り巻く経営環境を、内部環境としての強み(S)
と弱み(W)、外部環境としての機会(O)と脅威(T)の4つの事象に分けて
分析する手法。今回の参加企業では、2社ほどが実施していた。
①自社の強みを列記してみよう
 ・顧客は、なぜ貴社と取り引きしてくれるのですか?
 ・②業績を支えているモノ、他社より優れているコト、
  自慢できる点、充実している点は、何ですか?
 素材製造業でも、品質の高さ、小ロット化、短納期、他
②自社の弱みを列記してみよう
 ・日ごろの、ぐち、不平、不満は、何ですか?
 不満足と感じているモノ、他社より劣っているコト、改善すべきと思う点は、
 何ですか?
切り口例 ・経営者の資質・リーダーシップ・事業分野・製商品・サービス 
先ほどの8つのポイントが有効。

SWOT分析で重要な点は、上記に記述した様々な視点を適宜、適切に
コメントし、参加者の流れを上手くコントロールするファシりテータの役目が
大きい。また、企業内の主要メンバーで、フリーな討議をするため、組織と
してのモチベーションアップ、情報の共有化による業務の効率化などの
効果も大きい。

外部対応については、次回に説明する。

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