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2013年1月19日

2013.01.19

グルーポンからの気付き

グルーポンに代表される共同購入型クーポン。最近のソーシャルメディアの
拡大に伴い出てきた申し子のようなビジネスモデルであるが、その特長から
中小企業、小規模事業者ももう少し、その可能性の検討をすることも面白い
のでは、と思っている。

1)グルーポンの特質
ある商品や飲食に対して、制限時間内に設定された購買人数に達した場合に
大幅な値引き(概ね50%off)の特典で、その商品や飲食へのクーポン
を事前入金で、入手できることがそのモデルである。
そのため、供給側、消費者側ともにWIN-WINの関係が成立する。
しかも、twitterやfacebookなどのソーシャルメディアにより、従来は
紙ベースで特定エリアで配布していたクーポンによる限定的な販促効果
がより幅広い形で入手出来、しかも、中小企業でも十分活用できる点が
このビジネスの拡大を進めている。正に、古くて新しいビジネスモデル
でもある。
①フラッシュマーケティング
限定性によるビジネスの促進(商品数と時間制限による購買意識アップ)
ただし、割引クーポンを利用したあと、利用者を定着化させ、リピーター
になってもらうための仕掛け、取り組みは不可欠である。
また、収益シュミレーション、集客後フォローのアドバイスが必要である。
②プレミアム体験
特定販売や特定商品提供での使用により保有者の優越感を醸成する。
③レバレッジ
最小限の負担で大きな効果を生み出す仕掛けが可能となる。
このため、資金余力がなく、プロモーション方法を模索中の企業、田舎
にあって、なかなか知名度をアップできない店舗はお金をかけることなく
ブランディングが出来る。(広告としての投資効果が高い)
そして、基本的には、在庫が不要となる。

2)注意すべきこと
全てが良いことばかりではない。
①割引クーポンによって集客したお客様から、収益を得るビジネスモデル
ではない。それでは巷に溢れるクーポンと何も変わらない。サンプル品
や試供品の提供と同じ感覚であり、原則的には「広告宣伝効果」を狙うもの。
② 繰り返し利用するものではない。基本的にグルーポンは一度しか利用しない
という方針で考えることが肝要。
③ 収益はリピート客から得ることが大前提なので、割引クーポンによって
集客したお客様をしっかりと満足させられないのであれば絶対に手を
出さないほうがよい。
商品力がない企業、店舗はグルーポンを活用することで逆に顧客離反を招く。
ツイッターやフェイスブックで批判コメントが書き込まれたら逆効果となる。
④グルーポンの優位性は、プラットフォームがあれば良いということ
ではなく、サービスを活用するそれぞれの店舗の収益をシュミレーション
した企画・プランニング能力が必要であり、そのコンサル力がベースとなる。
ただのクーポンと異なる最大の理由がここにある。
これらの認識を踏まえ、ビジネスモデルの組み立てをする必要がある。

3)グルーポンからの気付き
グルーポンは、小規模事業者に商品券的な仕組みを提供する手段を
もたらした。ソーシャルメディアの発達により、突如として新しい形の商品券
というあり方が成り立つようになった。マイクロファイナンスがちょうど、
従来の銀行が無視してきた層へ小口融資の道をもたらしたようにグルーポン
という仕組みは商品券という大規模資本でしか実現できなかった仕組み
を小規模事業者にもたらした。

グルーポンではまず将来の見込み客が発行者に金を払う。金を先にもらい、
実際に商品をわたすのはずっと先になる。商品券ビジネスのおいしい部分を、
小規模事業者も得ることができるようになった。クーポンビジネスにおいて
店舗側が負担していた資金をコストを客の側が負担する仕組みと言うこと
もできる。
また、資金がほとんどなくても始められ、そのうえ在庫を抱える必要が
ないことも重要である。
以上から以下のビジネスでは有効となる。
①利益率の高い商売
売上の半分がグルーポンに行くため、ある程度の高い利益で無いと厳しい。
②在庫を出来る限り持たない商売
一定期間で材料を処分することのメリットを活かせる。
③月極めで定額の収入がある商売
グルーポンでの割引率やその予測に対しての全体としての利益管理が可能。
④資本のいらない商売
代金として現金が入ることや在庫を持つ必要がないため、 必要な資金
が少なくて済む。

単に、グルーポンなり共同購入型サービスを使って自社の商売を
アップさせることも重要であるが、その特質を活かし、自社ビジネスの
拡大のモデル作りもあるのではないか?
何社かのグループを作りその商材、素材を組み合わせた共同購入型の
サービスとして考えられる。販路のためのツールは、ソーシャルメディア
であり、ほとんど無償に近い、後は、その運用アイデアをどう見つけるか?

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