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2014.09.27

楽浪(さざなみ)志賀は風の里

志賀は、風の里である。
比良山系の1000m級の山並から琵琶湖に向かって、吹き降ろす
風は、厳しさと優しさを秘めている。
昔は、比良三千坊と呼ばれた比叡山の末寺の里でもあった。
今は、その面影はない。その昔、比良山系は天台僧の修行の場となり、
多くの寺院が山中に営まれていた。この様子を、「比叡山三千坊」
「比良山七百坊」と言われてきたが、ダンダ坊(壇陀坊)もこれらの
坊の一つであり、比良山中最大の寺院遺跡がある。

雲が様々な色合いを持つ木々に、時には、深く、時には、白く、時には
黒い不安な影を落としながら、流れて行く。
今日も、日差しは雲の兵隊達に阻まれ、その雄姿を見せてくれない。
しかし、既に、人間世界の営みは始まっている。木々の間に無様に広がる
無機質なコンクリートの道を行く車や玩具の様な緑と橙色の電車が、音も
無く通り過ぎて行く。
鳥達が風に逆らいながら、我が家に戻るのであろうか、1羽が力強く、
羽ばたいて南へ飛んで行く。
力強い比良山系と母なる琵琶湖に挟まれた静かな里でもある。

志賀に住み、また外から此処を見るにつけ、
小椋圭の「山河」を思い出す。
まだ残るこの歌詞の風情、想いをそのままにしたい。

ーーーーーー
人は皆 山河に生まれ、抱かれ、挑み、
人は皆 山河を信じ、和み、愛す、

そこに生命をつなぎ、生命を刻む
そして終わりには 山河に還る。

顧みて、恥じることない足跡を山に残しただろうか
永遠の水面の光増す夢を河に浮かべただろうか
愛する人の瞳に愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。美しいかと。

歳月は 心に積まれ 山と映り
歳月は心に流れ 河を描く

そこに 積まれる時と、流れる時と、
人は誰もが 山河を宿す。

ふと想う、悔いひとつなく悦びの山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きするかげりない河を抱けたろうか
愛する人の瞳に愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。

顧みて、恥じることない 足跡を山に残しただろうか
永遠の 水面の光 増す夢を河に浮かべただろうか
愛する人の瞳に愛する人の瞳に
俺の山河は美しいかと。美しいかと。
ーーーーーー

この風、比良おろし、比良八荒、にも関係するが、
湖国に春の訪れを告げる恒例の法要「比良八講(ひらはっこう)」は、例年3月26日
に大津市と周辺の琵琶湖で営まれ、僧りょや修験者らが、比良山系から取水した“法水
”を湖面に注ぎ、物故者の供養や湖上安全を祈願する。
この法要は、比叡山僧が比良山中で行っていた修法。法華八講(ほっけはっこう)と
いう天台宗の試験を兼ねた大切な法要である。
比良山、琵琶湖、そして春風、全てが1つの流れとして息づいている。
山河ありである。

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