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2015年5月15日

2015.05.15

社会を知る。過去、現在、未来

社会変化が著しい昨今である。
しかし、我々はともすると、日常の忙しさにかまけて目の前の、見えるものに
しか興味を示さない事が少なくない。
喜び、熱意、歓喜、快楽といった感情は現在の行動の中で感じられるであろうが、
楽観、希望、信念などは未来を意識しておく必要がある。また、充足感、安堵感、
達成感、誇りなどは過去の事象から多く得られるものであろう。歳を重ねると、
過去を顧みたときの達成感や充足感が強く感じられるのではないだろうか。

最近、ちょっと面白いサイトを見つけた。
現在の問題認識と過去の状況を共有しようとしている。
ちょっと考えるべきたび企画のサイトが以下にある。
http://ridilover.jp/
このサイトの趣旨は、
さまざまな場所で問題が解決せず、人々を苦しめ続けている原因のひとつに
「構造的な社会への無関心」 があります。リディラバは、その無関心を
生み出す構造を解消するために、「社会問題を知ることのできるツアー」
を立ち上げました。
このツアーに参加すれば、社会問題の現場に自ら訪れることができ、
そして、そこで知ったことを、私たちの提供するメディアで発表することができます。
さまざまな問題を知り、そして、それを発信できる場ができたことにより、
社会問題に対するアクションを起こすことはより簡単になりました。
リディラバでは、これからも、もっと気軽に、社会に存在する課題に
「情報を知ることができ」 「現場に訪れることができ」 「解決方法を考えられる」
環境をつくり、社会問題に対して興味を持ってもらえる社会を実現します。
メディアで報道される社会的な課題を含む情報は、わずかなものであろう。
日頃感じている社会的な矛盾や課題を自分なりにアプローチしていく事は、
我々自身のためでもある。

さらに、リディラバが運営している投稿サイトにTRAPRO(トラプロ)がある。
その中から、過去の社会事情について、
「1980年代の新聞を読むと意外とおもしろい。ここでは1980年代の新聞
記事を引用して紹介していきます。

ー働き過ぎ・遊び過ぎ ? 睡眠不足増えるー
日本人は宵っぱりで、成人の3人に1人が睡眠不足。
NHKの世論調査部が昭和35年から5年に1回実施している「国民生活時間調査」
の昭和60年度の調査結果が、2月28日まとまった。
それによると、夜ふかしをする人が前回調査より増え、平均睡眠時間は平日で前回
より9分短い7時間43分とのこと。
(読売新聞:1986年3月1日)
【意見・感想】
7時間43分と聞くとたくさん寝てるという印象を感じてしまいます。
実際、2010年のNHKの調査では平均睡眠時間は7時間14分となっており、
25年でさらに30分近く短くなっているそうです。
昨今では短眠法が注目されたりと睡眠時間を削ってやりたいことをやるという
志向が増えていたり、睡眠は習慣であり長短は関係ないという意見もあったり
しますが、この短眠傾向が良からぬ結果を招くのではないかと懸念しています。

ー親子の同居志向強まるー
親子は、同居か、同居しない場合も近くに住みたいと考える人が親子とも
約8割を占め、しかも子の若い世代ほどそう望んでいることが、3月29日、
経済企画庁がまとめた「長寿社会へ向けての生活選択」調査で明らかになった。
(読売新聞・朝日新聞:1986年3月21日)
【意見・感想】
1986年に同居志向が強まっていたというのは驚きである。
しかし現実には、1986年以降三世代世帯は減少傾向にある。
(参考:年々増える核家族と一人身世帯…種類別世帯数の推移をグラフ化してみる
http://www.garbagenews.net/archives/1344618.html)
2012年現在、同居志向の人はどれくらいいるのだろうか。

ー新人類は”フリーアルバイター”志向ー
フリーアルバイターということばをよく見かけるようになった。学校を
卒業しても会社に入らなかったり、入ってもすぐに退社して、アルバイトで
生活している若者たちが、自分たちのことをそう呼び出したのが始まりらしい。
(読売新聞:1987年11月7日)
【意見・感想】
フリーター(=フリーアルバイター)という言葉は20年ですっかり定着しましたね。
この時代は自己選択でフリーターを選ぶことが多かったらしく、現代においてもその印
象でフリーターも捉えられてしまっている部分はあるのではないかと思います。

ー生活に満足68%。総理府世論調査ー
生活への「満足度」「充実度」「中流意識」のすべてで、女性が男性を上回って
いることが、総理府が11月2日発表した「国民生活に関する世論調査」で分かった。
(読売新聞・東京新聞:1987年11月3日)
【意見・感想】
タイトルを見ると、当時の生活満足度の高さがうかがえる。
(別団体調査になるが、2007年の調査では満足度は46.2%となっている。
http://www.research.nttnavi.co.jp/304z/701koufuku.html)

ー生きがい新旧格差ー
20歳代の社員ほど、家族を犠牲にして仕事に打ち込むことに否定的であり、
生きがいを仕事以外に求める人が3分の1を占めている。
日本能率協会が11月24日発表した「生活意識多様化調査」で20歳代と
40歳代の「新・旧対比」がはっきりした。
(朝日新聞:1987年11月25日)
【意見・感想】
1987年の20歳代というと、2012年現在40歳代だと思うが、実感値
として家族を犠牲にして仕事に打ち込む40代が多い印象を受ける。
それは立場によるものもあるかもしれないが、例えば「残業後に会社チーム
で飲み会に行く」「会社のゴルフ大会に精を出す」など、生きがいを仕事
に求める人が多いのではないだろうか。
近年取られるアンケートでも20代の仕事離れが進んでいるという話題
がたびたび取り上げられるが、20年後には立派に仕事人間になっていると
思うので、あまり問題視する必要性はないのかもしれない。

約30年前の社会事情だが、現状はどのように変わっているのだろうか?
温故知新と言うように、古き時代から現在とそして未来を見直すのも、
自分にとっても中々に参考となるのでは。

未来についてでは、
PEST分析と言う手法で将来の「25のきざし」についてまとめた
サイトがある。
http://www.hitachi.co.jp/rd/design/25future/
「25のきざし」は、PEST(P:政治/E:経済/S:社会/T:技術)の視点
で2005年から2030年までに起こり得るであろう事象を分析し、
未来洞察を行ったもの。
さらにその過程の中で、社会システムの要件を生活者視点で捉えなおし、
あるべき将来像の仮説“ビジョン”を描出している。

混沌の時代、情熱を傾けられ、自身が最大限に活きるリソースを見つけ
なければならない。
そして次に、自身のリソースを、どのように社会に貢献し、価値を提供
できるかを考え、それに沿って、自らを積極的にデザインする。
そうすることによって現状に安住することなく、常に変化する環境に
あわせて新たな課題を持ち、主体的に活動することが出来るのでは
ないだろうか。

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