« 猫への想いその1 | トップページ | 猫への想い、その3 »

2016.03.04

猫への想いその2

それでは少し我が家の猫を紹介しよう。まずはチャトの猫格に触れると、
「チャトは、良く食べた。最近は、歳のせいかその食欲はかなり落ちたが、
他の猫の倍は食べる。大きくなるのも、早い。
しかし、その優しさからか、喧嘩には、めっぽう弱い。外見的には、
体重9kgの大型猫で、その目つきは鋭いのであるが、どこか
凄みはない。人間でも、その性格が表に出てくるが、それと同じ。
なにしろ、我が家の他の猫は、皆他チャトの傍に行く。そして、
チャトは皆の毛づくろいを手伝うのである。まるで、母猫が、
そうする様に!

しかし、拾われて3,4年は、オスとしての自覚か?よく町内
に出かけては、ボスになろうと?頑張っていたようである。
ある時、主人の目の前で、その頃ご近所を仕切っていたクロネコ
に挑んだことがあった。相手は、この辺では、負け知らズのボス
である。お互い暫くの威嚇の後、チャトはスゴスゴと耳を下げ、
「負けました」の態度、1分の勝負であった。
また、耳と顔に傷を負って帰ってきたことがあった。そのときは、
徹底的に闘ったのであろう。でも、様子からは、負けたのだ。
主人の横に来ると、そのまま動かず、ただひたすらべったり
張り付いている。時たま、悲しげな目で主人に訴えている。
「今日は、絶対勝つと思ったけど、結局、徹底的にやられた。
何で、俺は、こんなに弱いんだ!嫌になるよ」
「まあ、無理して喧嘩に勝つこともないんじゃない」
主人の激励を受けても、三日ほど、ソファから動かず、食事もしなかった。
それ以来、チャトは、平和主義者に転身した、というよりも、
転身せざるを得なかった。
そして、主人やママのご意見番になった。他の猫の代表者として、
その後、多くの待遇改善を要求してくるのである。」と簡単な紹介です。

ライとレトの兄妹は、如何というと、
「ライとレトは、8年ほど前のある晩、3番目の息子が突然、連れてきた。
ダンボールの中に、なんと2人も入るではないか!
しかも、雑種中の雑種、よく見かけると言う意味だが、黒縞の兄妹2人。
息子曰く、車で帰ってくる時に、道路の真ん中に置かれていたとの事。
我が家では、信じられない行為だが、、、、、。
世も末である。
家族全員、
「誰や!」「アホと違うか!」「よくそんな殺生みたいなことが出来るね!」
等など、怒涛の怒りの中で、必然的に、2人の受け入れは決まった。

ここからは、ライの独白を少し聞いてもらおう。
「あの時は、恐かった。なんか横を恐ろしい音を出しながら、
車と言うのが、通り過ぎるし、レトの奴は、こわい、といって泣くし」
「そしたら、突然、車が停まって、2人の気の良さそうな人が来て、、、、
何か喋っていたけど、ひょいと箱を掴んで、車に乗せられた。」
「チョット、安心したけど、何処へ行くの?」
「突然、周りが騒がしくなったと思ったら、ガヤガヤ騒ぎながら、
順番に、箱の上から覗きに来るのよ」
「まあ、あれから大分経つね!」
「今は、あのおっかないナナおばさん、チャト兄貴、レト、そして、
チョット前に、これも、突然、我が家の住人になったハナコの
5人の生活よ!」
「結構、毎日を楽しく過ごさせてもらってる」
「何処かの人が、猫がその家を乗っ取る方法について、色々と
入っていたけど、此処では関係なし。」
「なにしろ、ニヤオーと一声鳴けば、主人かママがドライフードか
缶詰を直ぐくれるし、天国よ!!」
もっとも、これらは、チャト兄貴のお陰だけど。

「何しろ、俺のおねだりは他の誰にも、負けないぜ!」
「昔、ディズニーのアニメで怪物王子の友達の猫を覚えてる??」
「あいつが、何か格好よくするときに、目を大きくして、うるうる
する仕草があるのよ。」
「俺もそのスタイルで、主人とママに迫ると、まあ、直ぐくれるね!」
「夜の散歩も結構、大脱走並みに、鍵の掛かっていない窓を
開けて、楽なもんよ!」
ライの得意技は、眼を活かした甘えポーズの上手さである。
下から上を見上げるように、少し潤んだ瞳を主人とママに見せるのだ。
もっとも、これは主人とママだけではない。我が家に来るお客に
は、少しライに気があるな、と思ったら、直ぐにでも、この「潤んだ瞳」
作戦を実行する。これをやられると大体間違いなく、「わおーこの猫
可愛いね」の賛美を得られることとなる。」と言っている?

3.大仏次郎の「猫のいる日々」
大仏次郎の猫好きは、相当のものだったようで、多いときには15匹前後の
猫が家にいたというから凄い。我が家では6人程度で、大いに大変と思って
いるのにだ。

以下の文を読むとなるほどとも思うが、
「僕が死ぬ時も、この可憐な動物は僕の傍にいるに違いない。
お医者さんが来る。家族や親類が集まる。その時こやつは、
どうも、見慣れない人間が出入りして家の中がうるさくて迷惑だ
と言うように、どこか静かな隅か、日当たりの良いところを避け、
毛をふかふかと、丸くなって1日寝ているだろう。、、、、、
その時に手伝いに来ている者の誰かが、「この猫はあんなに可愛がって
貰ったのに、少しは氷をかく手伝いでもおしよ」と、この永年の
主人の死に冷淡なエゴイストを非難するのだ。悪くすると、猫は蹴飛ばされる。

僕同様に猫を愛する事を知っている妻は、そんなことを言うはずはないし、
する筈もない。また僕は、もう口が利けなくなっているわけだが、これを
聞いて、つまらない無理な事を言う人間だと、ひそかに腹を立てるだろう。
それは僕には、眼が見えなくなっていても、卓の蔭に白いバッタのように
蹲ったり、散らばった本の中を埃をいとって神経的に歩いているこの気取り屋
動物の静かな姿や美しい動作を思い浮かべている事が、どんな心に楽しくて、
臨終の不幸な魂を安めることかわからないからだ。

来世と言うものがあるかどうか、僕は未だにこれを知らない。仮にもそれが
あるならば、そこにもこの地球のように猫がいてくれなくては困ると思うのである。
いないと分かったら、僕の遺言のうち一番重要なくだりは、厳密に自分の
著作を排斥して、好むところの本と猫とを、僕の棺に入れるように要求する
に違いない。猫は僕の趣味ではない。いつの間にか生活になくてはならない
優しい伴侶になっているのだ。猫は冷淡で薄情だとされる。猫の性質が
正直すぎるからだなのだ。猫は決して自分の心に染まぬ事をしない。
そのために孤独になりながら強く自分を守っている。用がなければ媚びもせず、
我が儘に黙り込んでいる」。

猫をここまで慈しむことはないが、さすがチャトが死んだときには、かなりの
ショックではあった。
外国の猫との対比も中々に面白い。

「猫をヨーロッパの都会人文化人の一部では、客間の虎と形容して賛美した。
銀灰色で、毛のふさふさしたチンチラ猫など、サロンの絹椅子に、ながながと
寝そべって、青い瞳を燐光のように光らしているのを見たら、豪奢な姿が
独りいて虎のようにおごそかで立派であろう。近頃は日本でも、贅沢な品種の
シャムネコ、ペルシャ猫など飼う人が増えたようであるが、それでも犬の
愛好者に比べては少ない。猫は犬よりも気位が高く、孤独で、人を拒絶する
気質があるから、理解の良い飼い主にめぐり合うことが少ない。猫のほうでも、
別にその事を歎いてはいない。何もパリやロンドンの猫のように、世紀末的な
客間のアクセサリーになる必要を感じない。私をそっとして、ほっといて
下さい、と言うのが元来、猫の本音なのである。

おしなべて、日本の猫は、都会的社交的であるよりも、田舎猫で、住む家に
付属して、箱入り娘の気質で余り外に出たがらない。外国種のシャムネコなどは、
その正反対で、家につかず、人に、特にその中の誰か一人に馴染んで、他の
家人さえ無視する性質があるが、日本の猫は、家猫と言われるぐらいに、
人間よりも家になついている。だから、引越しの多い都会人の生活には向かず、
猫らしい猫は、田舎の家に住み着いたものが見かけられる。
猫が家についている性格は、飼い主が引越しをして、よそに移ったときに現われる。
、、、日本の猫は客間の虎にならなかった。始終、炬燵の上か、飼い主の膝の上、
または大根や干し柿をつるしている農家の日溜りのひさしの上に、左甚五郎
の眠り猫のようにまるく蹲っている。無類の怠け者が別に客間の虎となり
都会的になろうとは努力しなかったのである」。

我が家の猫は、すべて野良や捨て猫がその出生であり、ちと外国産はわからない。

更には、以下のようなほのぼのする情景にお目に描かれる。

「子猫で鈴をつけて、よく庭に遊びに来るのがあった。時間が来ると、いつの
間にか帰ったと見えて姿を隠し、また明日、やってくる。かわいらしい。
どこからか遊びに来るのかと思って、ある日、
「君はどこのねこですか」
と、荷札に書いてつけてやった。三日ほどたって、遊びに来ているのを見ると、
まだ札を下げているから、可哀相にと思って、取ってやると、思いきや、
ちゃんと返事が書いてあった。
「かどの湯屋の玉です。どうぞ、よろしく」
君子の交わり、いや、この世に生きる人間の作法、かくありたい。
私はインテリ家庭の人道主義を信用しない。猫を捨てるなら、こそこそ
しないで名前を名乗る勇気を持ちなさい」。

ある時、我が家の庭に子猫がいた。どうも紛れ込んだというよりも、どこかの人間が
無理やりおいて行ったように思える。よく聞く話でもある。福井のお寺では
そんな猫が数10匹無事にそのお寺で過ごしているともいう。単に一瞬の可愛さだけで
飼うと概ねこのようになるようだ。飼う方も、かなりの覚悟がいる。
そう考えると、我が家の猫も皆かなりの高齢化、最近は自身も含めて、その心配が
増えてきた。

« 猫への想いその1 | トップページ | 猫への想い、その3 »

人生」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/79186/63297324

この記事へのトラックバック一覧です: 猫への想いその2:

« 猫への想いその1 | トップページ | 猫への想い、その3 »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ